台風19号 埼玉県の事情
- カテゴリ:日記
- 2019/10/13 15:35:30
10月11日
会社から連絡。12日13日は台風のため休みとなる。
二日間もですか?
人がいないからかな?
のんきに台風を横目に車で買い物
ついでに米も買っておくか
くらいな気分だ
職場から台風対策の確認電話が入る
「風にとばされそうなものを中に入れておいてね」
JRは明日午後から全面運休と確認してきた
うちのベランダのそうじは明日にしよう
10月12日
ベランダの植木を玄関に運び
広々としたベランダに満足
台風はいよいよ大型のまま、伊豆半島か関東に上陸の予定。
暴風雨対策をひとつずつ増やしていく。
大きな鉢二つはベランダで大丈夫かな?
持ちあがらないし、まあいいか
さてと一休み
会社から安全確認メールが届いていた
急いで返信メールを出す
しかし、随分手回しがいいな?
もしかするとと
荒川の監視カメラライブに入る
あ!大変!熊谷で危険水位を超えている
自転車も飛ばされないように3階の自宅まで避難
だんだんと玄関はいっぱいになり
ブルーシートを廊下にまで広げる
落ち着かないながら食事
荒川の増水ライブを見ながら
テレビの台風情報を見ていると
隣の行田市の緊急災害メールがソフトバンクから届く
「高齢者避難を始めてください」
行田は映画「のぼうの城」で知られた水の都だ
土地の質が違うとはいえ
地続きで三方が囲まれている点では同じ条件だ
荒川・利根川・武蔵用水路のどれが切れても
避難が始まる
うちの市はどうなっているのかな?
市のホームページは何も対応なし
こちらは行田市の下流になるから
何らかのお知らせがあるだろうになあ
と思い始めたころ
国交省からの緊急災害メールが届く
続いて気象庁からの緊急災害メール
お!
荒川が危ない?
増水ライブで確認する
熊谷の石原付近が氾濫危険水位を超える
鴻巣は川幅日本一の大きな河川敷をもっている
今日、中止になった花火大会の会場 糠田運動場は
東京への水道水確保のため
武蔵用水を荒川へ合流させた地点だ
いつもは合流点の水流のしぶきが美しい場所なのだが
合流地点はどこなのか全く見えない
川幅いっぱい、堤防いっぱいに川の水
一本の川になっている
うちの近くを流れる武蔵用水路の水位は保てるのだろうか
うちは三階なので階下のご家族を迎え入れる準備を始めなければと
心づもりを始める
待てよ!
自分たちも上の階に避難する用意しなくてはと焦る
行田市の災害メールの3本目
全員避難開始の緊急メールから随分たったと感じるころ
うちの市の防災無線が何か言っている
風と雨で聞き取れない
荒川・・・氾濫・・・避難・・・
きたか!
それにしても防災無線だけ?
急いで携帯を開き情報収集
21時30分赤羽岩淵水門が閉まる
下久保ダムの緊急放流は22時
こりゃ、だめだ
カスリン台風のとき、
利根川決壊と相まって
ここいらへんの水深は1.5mと転居した時確認済み
埼玉県そして東京ゼロメートル地帯は一か月以上、水の中だったそうだ
渡良瀬川も危険水位を超える
うわあ、下久保ダムよ放流水位になるな!
21時30分 東京の水害を食い止めるため
赤羽岩淵水門が閉門し、
隅田川への流れが止まり
荒川の流れは新河岸川と荒川排水路だけになる
下久保ダムの放流が始まれば
彩湖と見沼と越ケ谷と荒川に対応する
緊急排水路や調整池がもちこたえられなくなる
荒川の氾濫が始まる
台風はまだ東の風
武蔵用水路の街路樹が風よけになっている轟音が轟く
息をのむ3時間
下久保ダムの放流が始まらない
新河岸川、都幾川、渡良瀬川の氾濫
足利、川越、越ケ谷は水の中
一晩明けた朝、息子が野生の白鳥の確認に出かける
荒川の氾濫危険水域が下流の大宮、浦和に拡がり
上流の水位は下がり始める
なんとか持ちこたえてくれ
各地の被害をテレビニュースが伝え始め
あの人もこの人もと心配が始まる
メールしたり、ブログ訪問したり
やっと少し落ち着いてきた
祈る思いの13日 そろそろ夕方だ
停電もなく
近所のスーパーも開き
JR高崎線が動き始めた
疲れた
職場がどうなってるか一応確認し終わって
ほっとしたところ
明日、日高市の病院まで通院治療の家族の付き添いです
車で行けるかどうか
道路事情を見に行きました
都幾川と越辺川の合流地点付近が決壊した
高坂付近を走りました
荒川は川幅いっぱいまで泥水がかぶっていました
おいしいトマト農家さんは荒川の河川敷にあります
案の定 通行止めっでした
高坂のショッピングモール「ピオニウォーク」へさしかかると
駐車場に段ボールがいっぱいでています
あの広いショッピングホールが泥で埋まっていました
風を入れるために扉を開き
床掃除とゴミ出しの様子
となりのK’zデンキも同じ状況です
右側のシマムラは何事もなく通常営業
ところが、その先の中古車センターは
販売するために並べてある車両のすべての屋根に泥と草が乗っています
ここは1メートル以上水が押し寄せたのでしょう
今まで気が付かなかった土地の高さの違いです
するとピオにウォークは一階すべてが冠水したと思えます
おいしい定食屋さん「高吉」はキッチン設備を
お店の全員で運び出しているところでした
オフィス家具販売の「アズマヤ」も
ガレージを開き
小雨の中で床掃除中でした
越辺川はあちこちで氾濫したのでしょう
川岸に復旧中の工事個所がありますが
通行止めにはなっておらず
病院までは車で行かれそうです
これでひとまず自宅に戻ることにしました
坂戸へ出ます
道路は氾濫した水で押し寄せられた枯草でいっぱいです
高麗川に添って走ります
泥だらけになった稲田に胸がつぶれる思いです
小学校の運動場にはうずたかくゴミの山ができています
水害によって捨てなければならなくなったものとわかります
胸潰れる思いで帰ってきました
災害はいつかやってくるですね
そうそう、気象庁と国交省の緊急メールには驚いた。
わたしはソフトバンクから届いた。
ハザードマップで確認したり
避難道路がないことを改めて確認したけど
広範囲の情報と同時に身近な場所の情報が必要だなと
改めて感じた
前に住んでいた新宿の内水洪水がひどくなったのを感じていたので
埼玉に引っ越すときに水害は気をつけたのと
地学がもともと好きなので
水の施設巡りは行くようにしています
浅草から隅田川水門巡りで岩淵水門まで行ったり
荒川の水道橋イベントで歩いてみたり
水資源機構のイベントに参加したり
子どもの頃、海運関連の仕事をする家だったから
気候や水のことに興味があります
こちらは行政区が大変広範囲なので
すごく危険なところとそうでもないところが。
天候も場所によってかなり違ったようで、我が家のあたりは
風も雨もさほどではなかったのに、緊急警報が出るわ暗くなってから
「避難所が用意できました」という放送があるわ・・・(^▽^;)
私もまず最初にチェックしたのはライブカメラでした
避難勧告の携帯が、、うるさいくらい、、ドンじゃか鳴るから、、地震も来たし、、
下流域では、氾濫がありました
うちは、丘陵なので、被害はありませんでしたが、、
川越市大変そうですね
それにしても、、治水対策お詳しいですね
いえいえ、とんでもありません
おたおたしっぱなしで
家族に「落ち着け」と言われっぱなしです
雨量は箱根で1001ミリとなっていました
この辺は600台で少ない地域だったようです