ゴタの日記2014年4月10日(木)2
- カテゴリ:日記
- 2019/10/19 08:47:45
4月10日(木)2
【地下鉄で、難波駅へ】
淀屋橋から難波までは、地下鉄で移動。
そして、難波で、特急に間に合った。
この特急に乗れると、午後3時05分に、高野山口に到着できる。
チャーターしたタクシーは、午後3時から、約3時間。
料金は、10000円。
一時間当たり3333円。
これは、ジャンボタクシーなので、悪くはない契約である。
南海電車は、極楽橋駅まで。ここから、ケーブルカーに乗り換えます。
この料金は、南海電車の切符に含まれています。
ケーブルは、すぐに到着します。
乗っている時間は、5分ほどだったかも知れない。
すぐに着いた。 すでに、タクシーが迎えに来ています。荷物を積み込み、出発。
まず、荷物を宿に置きに行きます。
お宿は、無量光院。ここで、仏道修行に参加できるとのことです。
まあ、ゴタ家の宗派は、真言宗ではないので、ゴタが修行に
行くことはないと思うが、
外国のお客様には、貴重な体験になるかも知れない。
ちなみに、料理はすべて、精進料理。
そして、わかってるだろうが、ここには、
夜を楽しむ歓楽街はない。
ホステスもいないし、芸者はんも、いはらへんし。
ここは、仏道修行体験には、いい場所ですが、すけべおじさんの出る幕は
おまへん。
酒でっか?ちょっとぐらい、よろしおま。あっちはあかんで。
と、無量光院に荷物を預け、いよいよ、観光に出ます。
1: 女人堂
昔は高野山は、女人禁制でした。女性は、入れなかったのです。
女人は、仏道修行の妨げになる。
女人は、罪が多く、成仏は叶わない。
女人は、来世、男子に生まれ変わってから、
仏道修行にはげむのがよい。
とか何とか、言っておりますが、
これを、女性解放運動の先鋒者に見せると、
ゴタは、反革命の烙印を押され、投獄されるかも。 さて、女人禁制が解かれたのは、明治5年(1872年)。
大変でしたなあ。仏界から門戸を閉ざされ、かといって、
三界に家とてなく、世を忍ぶばかりでございます。
ヾ(@^▽^@)ノ
2: 金剛峯寺
全国3600か寺の総本山。
高野山といえば、金剛峯寺。金剛峯寺は、総本山。
真言密教のメッカ・・・メッカという言葉は、いかんかも。
ありゃ、イスラム教の根拠地のことだから、ホームグランドですな。
庭は、枯山水様式。途中、空海を継いだお弟子の、
真然大徳(しんぜんだいとく)を祀る霊廟がありました。
弘法大師は、774年に生まれました。774年に生まれたけれど、
名無しではありません。幼名は、真魚(まお)。まおちゃん。
おかあさんは、玉依御前(たまよりごぜん)。
お父さんは、佐伯善通卿(さえきよしみちきょう)。
さて、本堂を入って、まず目につくのは、金ぴかの大広間。
ふすま絵は、狩野元信の筆・・・という寺の伝承であるが、
実は、江戸初期の、作で、斉藤藤室の筆致。 石庭は見事で、花崗岩140個を配置する。砂は、京都、白川砂。
白川砂は、白川別当を東に入り、比叡山に登る途中で、
採石される。地獄谷辺りに、石切場がある。
3: 壇上伽藍
根本大堂に来ました。これは、ちょっと、気がかりでした。
ドライバーさんは、悪気はないのだろうが、
やはり大門から上がっていくコースで、ガイドをしたかったところ。
なお、大門は、1705年の再建。近年、解体修理が行われ、
1986年に竣工している。
4: 奥の院
これも普通に歩いて行くコースでガイドしておけばよかったのだが、
ドライバーさんが裏道を通り、一気に奥の院まで来てしまったため、
ありがたみが、感じられなくなった。
わずかの堂宇をちょろちょろ眺め、ツアー終了。
このあと、霊宝館に行く予定だったが、
4月中は、午後5時で、閉館なのだそうです。
なので、早くも、午後5時10分。
宿に戻ることを余儀なくされたお客様、ついに、クレームです。
翌日、アクティブツアーズから電話。
クレームのメールがあった旨を伝えられ、事情を聞かれた。
霊宝館は、指図書にはなかったから、義務ではありません。
ドライバーさんが、裏道を通ったというのは、
親切心からといえるので、クレームは付けられません。
そもそも高野山という場所に、京都からお昼にスタートしたことが、
どだい無理な旅程です。最善を尽くしていたら、あと20分、早く
高野山に来ていたかも、知れない。でも、
それと、楽しい観光とは、直接結びつかない。
20分早い快速急行よりも、指定席の特急のほうが、ゴタには、
快適な旅に思えるからだ。
クレームが生じたと聞いて、こっちも、だんだん腹が立って来た。
そもそも、バス旅行がタテマエのところ、こっちの機転で、タクシー
手配して、壇上伽藍と、奥の院と、金剛峯寺、
3箇所をすべて行けるように計らってやったんだ。
バスでなら、奥の院1カ所だけだっただろうよ。
死んだら、奥の院に、納骨してもらいなはれ。
わしゃもう、知らん。
ところで高野山のタクシーは営業時間は午後5時までですのでね。
お客様、夕食後も、まだ、散歩に出かけるといいます。
(もう、好きにしなはれ。街灯もない、真っ暗な山道をどこへ
歩いていきはりまんねん。)
と、ガイドに言われた・・・
なんてことになったら、こっちも、困るから
なにも、言わず、おしまいにしました。 これまでの、ガイド業務の中で、最低の仕事となりました。
あ~あ、あほらし。疲れた。
おしまい
ゴタ