想い出
- カテゴリ:小説/詩
- 2019/11/07 12:42:53
寒かった朝
暖かだった昼間
夜はどう
寒いのだろうか
テレビで言っていた
秋のコートに身を包んで
雑踏の中を追い越される
足早に流れる人たち
どこへ行こうというのだろうか
そう 私もその中に
人ごみの中に
捨てようと思った
あなたのことを
でもできない
体にまとわりつくだけ
愛し合っていた
でも別れた
何がいけなかったのか
あなたに聞いても私が考えても
理由など出てきはしない
想い出にはしたくない
だってまだ愛してる
メールをしてもラインをしても
あなたの元へは届かない
消してしまったのだろう
日の出と日の暮れを繰り返して
流れていく時に
何を投げたらいいんだろう
あなたのもとへと届くなら
なんでも投げて送るのに
もうだめね
お終いだわ
悲しいけれど
未練は捨てよう
明日は遠いけれど
切ないですね。悲しさに包まれて。
いつになったら幸せが届くのでしょうか。
今はただ、時間が経るのを待つばかりですね。
ぽつんといる自分を見つけた時の寂しさ
この流れの先には何があるのだろうか
果たしてどこかにたどり着けるのだろうか
その不確かな時間が
心に重くのしかかってくる