Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


夜間ドライブ


今夜もあなたからの電話
3回なって切れた
それはドライブの合図
私はポットにコーヒーを入れる
そしてドアのなる音を待つ


あなたは何も言わない
私もただついて行くだけ
今夜はどこに行くのだろう
私は知らない
あなたも知らない


滑る様に車がアスファルトを走る
対向車のヘッドライトの灯り
唯一の眩しい光線
どこまで行くのだろう
でも不安はない


路端に車を止めて
熱いコーヒーに身を温めて
輝く星をじっと眺める
きれいだわ
うん
たったそれだけ


車はまた走り出す
滑らかにカーブを曲がり
気が付いてみると
私の住む部屋の外に
どうやって帰ってきたのだろう


明日からはまた
都会の雑踏に身を任せる
流れるように歩く人に
その身を任せたまま
アスファルトの上を歩いて行く


また電話が3回なる夜を
じっと待つことにしよう
それがいつかならない時が来ても
じっと待つことにしよう
ポットに熱いコーヒーを入れて


アバター
2019/11/22 07:55
セカンドさん
すてきな詩ですね。
いつも自然体ですごいと思います。
また見せてくださいね。
アバター
2019/11/21 00:53
宇宙空間を光速で飛ぶロケットを想像しちゃいました
流れる街の明かりは輝く恒星
交差する対向車のヘッドライトは流れ星

未知の惑星に降り立ち
コーヒーをいっ服

明日からは地球でひと仕事
また旅立つ日を夢見て



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