甕
- カテゴリ:日記
- 2009/10/10 00:15:20
甕の中に、、
毎日無意識の意識の中
別々に
大事に手で掬った
白い砂と青い水を入れる。
甕は時間が経てば一旦、空になり、
また大事に手で掬った白い砂と青い水とを入れる。
普段の甕の中
二つは混ざり続けて、濁る事は無い。
白い砂と青い水、
どちらかをうまく掬えない日がある。
どちらをもうまく掬えない日がある。
ただ、、
掬う指の隙間、両の掌を合わせた隙間から
さらさと、ゆっくりと、、、でも、確実に零れていってしまう。
甕に辿り着くまでに。前に。
そんな嵩のあわない二つが入ったときの甕は
しばらくもすると、醜くひび割れて、、
罅からくすんで濁った、ふたつがにじみ出て
ただ流れ出るだけだ。
難しい漢字を使ってるところが、
詩に深みを出してるね。