【映画】読まれなかった小説
- カテゴリ:映画
- 2019/11/30 22:01:40
有給の年内消化目標の達成が危うい。午後になるとなんとなく休めそうな気がしてきたので、休暇をとり映画を見に行くことにした。
時間がたっぷりあるので、3時間9分の長編映画「読まれなかった小説」を見ることにした。映画のタイトルが身に染みる。日記に創作小説を書いているが、奇特な方々にしか読んでいただけない。
この映画は、そんな二コタの日記にまつわる話かと思ったら、トルコのエーゲ海沿いを舞台にした家族愛の物語だった。
主人公シナンは大学を卒業し、家族の元に戻ってくる。大学に通いながら一冊の小説『野生の梨』をかき上げていた。就職のために教員試験の免許を受けながら、小説を
出版しようと、市長や街の有力者に売り込みをする。しかし、誰も認めてくれない。
『野生の梨の木』は、ありふれた市井の人々を描いた物語。舞台となったチャッナカレは、アキレウスとヘクトールが戦ったトロヤ戦争や、第1次世界大戦の時、オスマントルコがイギリスやフランスの連合軍を破ったガリポリの戦いの舞台。
市長や有力者は、英雄譚には興味をしめすが、市井の人々の物語には関心を示さない。『野生の梨の木』は、形が悪く誰も見向きもしない果物。この映画は、ありふれた家族の物語を丁寧に追っていく。
この映画の特徴を一言で言えば、ひたすら、しゃべりっぱなしである。家族同士、道行く人々と、お互いのこと、人生について口論や対話が続いていく。
前半で3回くらい意識を失ってしまったが、さすが3時間を超える長編、全く問題ないくらい、舞台も状況も変わらない。決して退屈な映画ではなく、目が覚めた後半は、感情の発露や哲学的対話に吸い込まれた。
父と子の葛藤も一つのテーマである。小学校教師をしている父親は、少年のような性格で人はいいが、競馬を止められず借金ばかりで、家は失う、電気は止められてしまう、家族に迷惑をかけてばかりのダメ人間である。
シナンが父を批判していると、母が言う。「もう一度人生をやり直せても、パパと結婚するわ。」母は強い。
しかし、定年になり、退職金がはいるとパパは、田舎のぼろ小屋の中で羊と一緒に暮らしていた。母は強い。
http://www.bitters.co.jp/shousetsu/
ゆりかちゃんは、あらゆる面で奇特です。菩薩様かマリア様のようです。パパは、きっと、ひきこもりの羊オタクなのでしょう。虫や動物が大好きなパパなので、羊小屋は居心地がいいのだと思います。悪いことをしていたのなら、改心できるのですが、悪いことをしていなければ、何を改めるのか難しいですね。パパは、競馬を止めればいいので簡単です。
どの映画を見てたのかと思ったら、沖人さんが好きそうな映画ですね^^
え~!奇特な人扱いしないで下さい。
1年以上、沖人先生の小説を楽しみに読んでいるファンの私は、どうしたらいいの。
もう一度人生をやり直しても、同じ人と結婚したいって素敵ですねv
あれ?でも母は、パパをボロ小屋に??あれれ~。
もう一度やり直せたら、改心していつまでも仲良く過ごせると良いですね(*^-^)
そう。自分が好きになった人でいいのです。人間、そういう時の直観は正しいものです。
genzoさん
最近の映画館の椅子は、座り心地がいいのです。隣の彼氏や旦那さんの肩にもたれることができたら、心地よく眠れます。その場合には、字幕の映画が最適です。台詞が子守歌のように聞こえてくるでしょう。
環謝さん
そんな花火大会のようなことを言ってはいけません。来年こそは彼氏と来るぞと、闘争心に火をつけるのです。夏に一人で、須磨の海水浴場に行っても同じ効果を得ることができます。
ルミナリエには出会いに行くより、誰かと出会ってから行くもんじゃないでしょーかね…_(┐「ε:)_
ちな、地元民はあまり行かない気がします!
若い人でなければ、行くのはよそから来た友達などを連れて行くとかくらいかなぁ??
だまってみて入れないかもwww
東京いいな~こっちでは配給される映画はほんとにメジャーなものしか来ない
自分が好きになった人でいいんだよねー
お笑いの映画も好きです。見逃せない映画は、3月6日公開の「劇場版美味しい給食」。テレビ神奈川で放送中のドラマの劇場版。誰も傷つかない優しくて楽しいドラマ。コッペパン好きには堪らないドラマです。
環謝さん
あざす。いつも感謝しております。実際は、キスシーンとかの盛り上がった瞬間を見逃してしまっている。恋愛シーンもない映画と書こうとして、念のため予告編を見たら、そんなシーンもありました。環謝さんも、これから、出会うかもしれないので、神戸ルミナリエに出陣だ。
リンゴさん
草枕を何度読んでも、漱石が何を言いたいのか分かりません。レシピ本を見ながら料理を作っても上手にできません。きっと、読解力はないのでしょう。映画で、お父さんは、いい味を出してました。善人でユーモアに溢れていて魅力的です。旦那さんでなければ、完璧です。
スズランさん
映画は飽きない、いい出来でした。飽きる以前に、始まったとたんに寝てしまいました。映画が悪いのではなく、暗くて寝心地のいい椅子に座ると、反射的に寝てしまう体質のせいです。登場人物は、みんな本音できれいごとを言いません。苦しさも優しさもあるのが人間。そんな飾らない映画でした。
たまちゃん
どのへんが、ドフトエフスキー、チェーホフ、カフカへのオマージュなのか理解できませんでしたが、たまちゃんなら、気付くことができるでしょう。この映画の不満は、グルメが出てこないことです。チャイばかり出てきます。トルコ料理は、世界三大料理と言われているのに、パンとチーズしか出てきません。監督に撮り直しを命じます。
あずささん
おっちゃんは、その質問には答えられません。その方面は、グーグル先生の足元にも及ばない程度の知識しかありません。しかし、中途半端は良くない気がします。本気で好きになった人なら、たとえ、失敗しても納得できるのではないのでしょうか。
mさん
夫亡き後の方が元気なんじゃないでしょうか。寂しいこともあるでしょうが、伸び伸びしている人も多そうです。男はだめですね。弱ってしまいそうな気がしますが、今どきの若者ならば、身の回りのことは何でもできるので、男も元気になっていきそうな気がします。
結婚相手を決めるのか(>_<)
私の候補に入りそうになったりなかったりだったのですが、
3時間を超える長編だったんですか!そこはノーチェックだったw
ダメ人間でもそんなに愛せるなんて、お母さんは天使のような人ですね。
ダメさを超えるような良さがパパにあるんでしょうね。
退職金は、お母さんが全額受け取ったのでしょうか?w
かなり辛いと思いました。
それも淡々とした内容だったら、かなり良い出来なんでしょうね。
母は強い。その言葉は万国共通なんですねd(^・^*)
男性は左脳で生きているらしく、女性とは違い理路整然としてることに尊敬してしまう。
ダメ人間と判を押されるような父だけど、母は大好きな所があるのでしょう。
母は強いのだ~b
途中3回も夢の世界へ行ってしまっても、内容が理解できるなんて すごい映画ですね(そこ?
生まれ変わっても また一緒にいたいっていう人に巡り合えた人生はうらやましいデスw
さすが沖人さんw
お笑いの乗り満載の映画を観ている私とは違って哲学的ですねぇ~( ..)φメモメモ
小学校の先生を生業としつつ 家を失うまで博打に入れ込むというのはどうでしょうʅ( ‾⊖◝)ʃ
やっぱり妻は、母は、お利口な女性は万国共通なのですね^^
良かったぁ~^^