フロリアン・ノアク
- カテゴリ:日記
- 2019/12/09 20:08:28
偶然YouTubeで見つけたピアニスト、編曲家フロリアン・ノアク。
以前、ヨーロッパで友人だったドイツ人の弾くピアノに雰囲気が似てるかも。
懐かしい・・
子供の頃、私がピアノ習ってた先生は
ストイック系が大好きで、音色や雰囲気よりも精神とか理論ばかりで
曲もベートーベンばっかり><
レッスンが弾く時間より理屈ばかりで退屈だったのですけど
その先生オススメのピアニストのコンサートも毎回行かされたものの
硬い退屈なストイック系演奏でいつも最初から眠気でぐーぐー。。
でも、そのピアニストの付いてた大先生がドイツからやってきたとき、
同じピアノなのにこうも違うの?というほどベートーベンの演奏が
美しくロマンチックでこれがベートーベンって?と驚いたものでしたが・・
たまたまドイツで知り合った友人のドイツ人の弾くリストやベートーベンも
綺麗でロマンチックで、なんで日本ではストイックに重点置いてあんな偏った教え方してるのかしら?と不満に思ったことがあります。
その後ずっとピアノや音楽とは疎遠になってましたけど、
運命なのか縁なのか、なぜかいつの間にか作曲編曲の道に来てしまい、
別世界の人間がするものだと思い込んでいた作曲編曲を現在しているわけですけど
やってみると基本がわかれば作曲も編曲もそんなに難しいことではないのですよね^^;
子供の頃大好きだったボロディンの「イーゴリ公」ダッタン人の踊り。
ポピュラーにも編曲されて有名になってますけど、
子供の頃、自分でも演奏したくて楽譜見つけて弾いてみたことありますけど
こんな風に弾いてみたかった、というのがこのフロリアン・ノアクの演奏。
https://www.youtube.com/watch?v=G-K8Ei-Pe6w&list=RDG-K8Ei-Pe6w&start_radio=1
原曲のオーケストラ版よりいいんじゃないか?というような
素晴らしい編曲ぶりです。
日本ではノアクは無名に近いようですが、ベルギーでは結構知名度があるみたい。
演奏でも編曲でも大家のシプリアン・カツァリスが絶賛でノアクの編曲を
自分で演奏したりしてる、ってことはすごいことです。
ロマンチック過ぎず、大げさ過ぎず、技巧に走り過ぎず、
程よく、相当なテクニシャンでかなりの技巧の編曲をさらっと弾くあたり、
いい感じかもです。
私もこんな風に編曲してみたいかも。。
プロモのプロに任せたようですけど録音した場所、録音技術も素晴らしいですね^^
教会とかだと反響がすごいので、なかなか録音も難しいのですけど・・
以前ミニオペラのコンサートドイツの教会に聴きに行ったら
反響でワンワンで訳がわかりませんでした^^;
こういう論理系、音色綺麗系の演奏が好きです^^
同じピアノでも演奏者で全く音が変わるのって不思議ですよね。
ちなみにこの方は日本のYAMAHAピアノが好きなようです。
この録音も多分YAMAHA。
YAMAHAのピアノは音色が人気のようで、結構メジャーピアニストで好きな人多いのですけど
私もキンキンした響きのスタンウェイより好きかもです。
演奏する人によって曲の印象は変わるんですね☆