【映画】家族を想うとき
- カテゴリ:映画
- 2019/12/26 23:59:15
昨日は、会社帰りに、有楽町の香川のアンテナショップで、年越しうどん用の金色に輝くかけ出汁を買ってきた。ついでに、映画館により、『家族を想うとき』を観てきた。
https://longride.jp/kazoku/
引退を表明したケン・ローチ監督が、イギリスの格差社会を目の当たりにして、再びメガホンをとった社会の底辺に生きる家族の物語。原題は、「Sorry We Missed You」。直訳すれば、「会えなくてごめん」。
不況により家を手放せざるを得なかった父は、再び家族の家の手に入れるために、宅配ドライバーをはじめる。自営業という名のもとに、一日14時間配達し、ノルマとシステムに管理され、休憩もままならない。
父は、家族のために精一杯働こうとする。しかし、働いても働いても、豊かにならず、ノルマを達成しなかった罰金ばかりが増えていく。家族とともに過ごす時間がなくなり、お互いの気持ちが離れ、家族は崩壊していく。
映画を見終わっても救いがなく、絶望しかない。ケンローチは、どうあがいても、這いあがれない社会の矛盾を描いている。過酷な競争により利益を最大化する新自由主義により、勝者が富を独占し、その代償に多くの家族が犠牲になっている状況に憤っている。
先週、NHKの日曜討論を見ていたが、財界やシンクタンクの代表は、この国の労働生産性が極めて低いことを問題にしていた。ほぼ失業者がいない完全雇用の状態なのに、好況感を感じることができない。
社会に、無駄が多すぎる。無駄は、非効率な中手企業や零細企業だ。時代遅れになった、中小企業を市場から退場させ、余った労働力を人手不足の産業や成長産業に振り向けなければいけないとの主張だった。
自分なりの解釈では、『一軒、一軒でパンを焼く町のパン屋なんて非効率だ。パン屋なんて潰してしまって、大手パンメーカーのパンを食べればいい。美味しくないというならば、大手パンメーカーが、ITやAIを使って、研究開発に投資をして、美味しいパンを作ればいい。それが、イノベーションだ。』という主張。
パン屋は、極端だが、郊外のショッピングモールは、人で溢れ、一方、商店街はシャッター街になっている。アマゾンが莫大な利益を上げ、町の本屋はつぶれている。
この国の市場経済の拡大が望めずに、パイが縮小に向かう中、全員で沈没することはできず、弱者を切り捨てざるを得ない社会になり、映画のシーンがありふれた光景になる。
社会や経済システムに個人で対抗することはできないが、価値観は変えることができる。映画の中で、何ができるかと考えたら、父のプライドが問題だ。家を取り戻すという父親としてのプライドが、自分にも家族にも無理を強いることになっている。
息子は、あがいても這い上がれない父の姿に、社会に希望が持てずドロップアウトしていく。疲れ果てた父親は、怒りやすくなるが、娘の希望は、ただ、昔のように、家族で仲良く過ごしたいだけだった。
家族のためにという思いが、父にとっては家を手に入れることだったが、母、子の想いは、ともに時間を過ごすことだった。家族の思いを知るということが大事かもしれないが、それが一番難しいのかもしれない。
自分は、果敢に新自由主義と戦っている。効率性を重視すれば、ファミマでショートケーキ2個セット500円を買うのがベストであるが、クリスマスイブに、一日、休暇をとりケーキを作った。
そして、誰かに出来上がったケーキを見て欲しくて、プライドを捨て、部下達にLineで写真を送ったら、「休みをとって、何をしているんですか。」と冷たい反応が返ってきた。
気を取り直して、二コタの皆さんに温かい話をと「サンタクロース」を書いた。作者は、幼稚園の先生がケーキをプレゼントするシーンでウルウルしたが、読者の方々は、沖人の書いた話なんて、ハッピーエンドにはなるはずがないと思いながら読んだようだ。
読者の方々は、この映画を見るべきである。ケン・ローチの方がよっぽど、悲しい結末である。
八丈島は、船で1日くらいかな。一度、行ってみたいです。シュノーケリングは11時くらいまでなので、冬は温泉か散歩くらいしかすることがありません。うどん屋の立地場所と秀家の墓参りをして過ごすことにします。
その時に、うどん屋兼スイーツショップ開店してくれたら良かったのに~^^
八丈島に開店される際は、流刑された宇喜多秀家の長寿の秘訣!
明日葉を使った秀家うどんの考案をお願いしますv
墓参りのついでに、立ち寄らせて頂きますね♪♪
大繁盛して、沖人さんが幸せになりますように(*^-^)
生きていくことができる少しのお金と大切なものがあれば、幸せに生きていけるのかもしれませんね。
しかし、うどんだけあっても幸せになれるような気がしません。やはり、食べてくれる人が必要です。
早く、うどん屋兼スイーツショップを開店させないといけません。きっと、年末ジャンボ宝くじの一等賞が当たっているでしょう。
一等賞が当たっていたら、南青山あたりに、三等賞なら、八丈島に開店します。是非、来店下さい。
パン屋さんに例えた解説、とてもわかりやすいですね^^
そういえば最近、町の本屋さんを全然見かけません。
映画のような話が、現実にも起きているのですね;;
「価値観を変える」という沖人さんの解決策に、私も一票投じたいです。
親の仇の前で蹴鞠る氏真公のように、プライドを捨てても生き残れば、御家再興も立派に果たせます。
あ、ちょっと映画とは時代が違っちゃった。その節はお墓参り、ありがとう♪♪
生きていくためにお金は必要だけど、ボロボロの家でも家族仲良く過ごせれば、
それが一番の幸せな気がしますね(^^♪
手作りケーキのLineを送ってくる上司様は、親しみやすくて素敵だと思いますが、
きっと部下の方はツンデレなのでしょう。
Lineではなく、実物を差し上げたら喜ばれると思いますv
マリオの隠し技、私にも教えて~(*^-^)
断捨離。節約、節約。お小遣いは、市村さんへ。
せっかく福袋を我慢したのに、服を買ったら元の木阿弥です。せっかく大人になったのに、小娘に戻ってしまいます。
好きな服でも買いにいくか
サンタは、失敗作か。女性の気持ちになるのは難しいですね。男性がいいなと思う女性像も違うと思うし。みなさん、母は母親に徹して欲しいという気持ちも多かったみたい。
パクリと言われても仕方がないですが、長淵剛がクリスマスを歌っています。
https://www.youtube.com/watch?v=5yAB8LS4Hhw
あぁ~私も ケーキのLINE見たかったなぁ~^^
固めのローストビーフも食べたかったなぁ~
健ちゃんのクリスマスは・・・やっぱりママがドライな感じで入れ込めませんでした^^;
ごめんなさいw
でもね、いろんなお話し 楽しみにしていますので
これからも たくさん書いてくださいね^^
よろしくお願いしますw
えっ、自分も一応、氷河期世代だけど、たまちゃんの方が、年上だと思っていた。先日、20歳前半の女性が地下鉄に乗っていたけど、友達どうしで、私達なんて年金もらえないよねと、話していたのを聞いて、若者がこんな会話をしているようじゃ、社会は暗いなと思った。
今、何かとまたニュースで見かける氷河期世代、
私はまさにその世代だからなのか、
「どうせ給料なんて上がらないし、ボーナスなんて期待したことないし、
年金はもらえなさそうだし・・・」というかなり冷めた視線が板についてる気がします(笑)
デフレは良くないというけど、物価が上がると庶民は困るし、経済って難しいですね~
寧々子さんは、他の人を意識しすぎ。ルソーは、不平等起源論の中で、人は自然状態だと、生まれ持った能力に差はあったとしても、それで、不幸にはならない。他人と関わることによって、自分が持たざるものを意識し、欲望に目覚め不安になっていく。自ら、束縛されていく。ということで、一人のどこが悪いんだ。自由でいいだろと、開き直ればいいのです。一つの価値観に縛られない、多様性が大事なのです。
リンゴさん
いろいろな見方があっていいですね。一つの見方しかされないと、息苦しいし、考え方を押し付けられるのも気持ちが悪いですね。いろいろな見方をするためには、本を読まないといけませんね。僕は、ビックコミックオリジナルを読みます。
mさん
回顧していたら、老けてしまいます。令和の時代を生きなければいけません。mさんは、名所に出かけられているし、知識も豊富だから、新しいタブレットで、インスタやって、フェイスブックでイイネをがっぽがっぽ集めましょう。
スズランさん
平成がはじまった頃は、一人当たりGNP世界2位。今は、20位くらい。どんどん低下しています。若者が少なくなっているので、仕方ないですね。経済的には、二流、三流国になっていくのだと思いますが、団塊の世代や第二次ベビーブーム世代が絶えたあとは、ひょっとしたら、心が豊かな新しい、最先端の世界になっているかもしれませんね。
先進国とのグラフ比較しているのをみたら、どこも右肩上がり、
完全に日本は出遅れてました(><)
イギリスはそのグラフには載ってなかったのですが、
日本といい勝負でしょうねww
イコールなようでイコールではないのが人間の心なのでしょうね。
大人はもっと純粋な心をもって物を見るべきですね^^;
色々とフィルターをかけてしまうところが悲しいかなv
正にその通り。
女性は結婚し子を育て夫のために家事をする
全部外れた私は生きてる価値がないというのか?
セクハラは案外同性からだったりする。
将来が恐ろしい
おやすみなさい