Nicotto Town



紙が紡ぐものたち

わたしは、いらないものはバンバン捨てる派です。そのうちつかうかも、は99%使いません。具体性のない取っておく理由を口にする人は、そもそも本当は何も先を考えていないので、それ以前です。もちろん、例えばネジとか釘とかそういうものは、DIYで何でもやる人なんかは意外と流用する機会は多いので、生活行動に紐づけられる「とりあえず取っておく」は意味があるけど。

ただ、私は捨てることに慎重になるものが一つあります。
それは、情報にまつわるもの。

古い旅行ガイドブックや、古い情報誌がそれで、けっこう捨てません。20年前の情報誌は、20年前の歴史なので、その時の紹介の仕方の文脈や文体は、当時の様子や雰囲気を肌で感じなおす機会になるし、当時出向いていたすでになくなってしまったお店も、調べるとその後の顛末を知れて面白かったり(インターネットは便利です)。

そして地球の歩き方。

あれは「るるぶ」とはちょっと違うのです。特に古いものは。古い地球の歩き方は、あれはガイドブックであるとともに、ひとつの読み物。その土地の紹介の仕方、紹介の内容、そしてその紹介の文章に、編集をする人の個性や旅行への想いが溢れているものが結構あって、それだけで楽しいのです。いまでも25年前の地球の歩き方を大事に取っておいています。目印の折り目や書き込みをたどりながら、ボロくなった地球の歩き方を開くと、インターネットなんてなかった時代、ヒッチハイクをしたり、イエローページで必死にその晩の泊る宿を探したり、本屋で地元の情報誌を買って、楽しそうなライブやスポーツの試合がないか探してダフ屋からチケットを入手したり、ほんとうにアナログに苦労をして、あてどもなくバックパック旅行をしていた頃のことを思い出します。

別に捨てたって実害はないけど、意外と何か新しい考えが浮かんだり、自分が今まで考えてきたことを振り返ったりする機会になるので、わたしはそういうのは捨てないことにしています。

なので、部屋は引っ越し屋が悲鳴を上げるほどの書籍でいっぱいですw

アバター
2020/01/24 09:45
まあ、とかなんとか言いつつ、大半はやっぱりゴミだろうという噂もありますが。。。
アバター
2020/01/22 17:33
確かにね~
15年以上前の「地球の歩き方」はほかのガイドブックとは違って
投稿情報がいっぱいでとても役に立ちましたし、面白かった!
「長旅の間にジーパンを洗うには、上部中部下部の3か所に分けて、日を変えて洗うと
乾く!」とかいいんだかわるいんだかわからない情報も出てたし
ほかのガイドブックには出ていない「穴場的なお店」も出ていて
その情報に従っておいしいものを食べることができた時の喜びも大きかったです。
団体の旅行客が絶対にいないようなお店なのよね。

旅行に行くと、何をどこでいくらで買ったとか
夕飯はどこで何を食べたとか
手帳に書いて、現地で手に入れたチラシやらパンフなどとともにファイルして
保管しています。
見ると色々思い出せる^^



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.