Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


きらきら、世田谷ボロ市 その2

仮想タウンでキラキラを集めました。

2020/02/01
キラキラ
集めた場所 個数
おしゃべり広場 4
神社広場 4


きらきら、おしゃべり、神社、孫悟空

ボロ市の続きです。

 そうだった、ボロ市だった。会場に向かうバスのことを書いていたのにずいぶんと迂回してしまったようだ。
 雨が降っているのかどうかバスの中からはわからない。ボロ市最寄りの停留所に着き、降りたらかすかに雨。
 だが、気にならない程度だったのでフード付きの上着を着てきていたので、それをかぶって雨をしのぐ。もうボロ市はとつぜんに始まっていた。土日ほどは混雑していない。雨の影響もあったかもしれない。お店はシートをかぶせていたところもあったが、雨がほぼ止んだ風だったので、おそるおそるといった感じでそれを取り除いていた。せっかくのお祭りだもの、晴れたほうがいい。雨が上がった。
 混雑していない、といったが、それでもさすがにボロ市だ、平日で、天気もあまりよくなかったのに、かなりの人混み。お店としてはどうなのかわからないが、見て歩く側としては、ちょうどいい混み具合。ゆっくりとお店を見ることができるほどの混雑。あまりに混雑が激しいと、動く満員電車、もはや人の波に沿って歩くだけになってしまう。それほど混むと実は店側も客が寄りつくことすらできないので、かえってよろしくないらしい。
 いつだったかのボロ市で買った瑪瑙のネックレスをつけて出かけていた。今年は食品たちを少し買っただけだったが、歩いて回るのがとにかく楽しかった。
 今、うちで使っているバスタオルのひとつは、ラブホテルのロゴがはいっている。これは、以前にボロ市で安く買った物。日常と非日常と、いつもこうしたときに対比を思い浮かべてしまう。「市」というのはもはや祭りという非日常だろう。それが日常ととても親しい。
 飲食できる屋台のようなものがもっとあったような気がするが、今回は少ないような気がした。いや、混んでいるときはどのみちそうしたものたちを素通りせざるを得なかったから、記憶違いかもしれない。今年は平日なので、混雑が多少ましだとは思ったが、それでも食べ歩きするには気が引けるぐらいは混んでいる。だが小腹が空いたというよりも、一杯ひっかけたかった。ボロ市会場のかなり奥まったところで、店先で屋台を出している小料理屋?なのだろうか、小さなお店を見つけた。屋台で蒸し牡蠣を出していて、店内で生ビールや生牡蠣も提供しているという。ああ牡蠣の季節だなあと、連れ合いと入ってみた。ほぼカウンターだけの細長い小さなお店だが、比較的新しいのだろう、木の温もりも感じられる綺麗な店だった。中にボロ市限定のメニューがあり、お酒などはメニューに載っていないものも出してもらえるらしい。わたしはレモンサワーを、連れ合いは生ビールを注文した。つまみは生牡蠣、そしてホタルイカを焼いた物。
 生牡蠣は久しぶりに食べた。かなりの好物なので、単純にうれしい。落ち着いていいお店だった。多分、これからはボロ市に来たら、そのたびに寄ることになりそうだ。
 お店を出て、Uターンする感じでまたボロ市の出店たちを眺める。そうしながら、帰り道をとっているのだ。基本、道の左側に並ぶお店を眺め、冷やかし、時に購入する感じ。
 そんな中、進行方向の左側にあたる郷土資料館まで戻ってきた。わたしはこの常設を見るのも好きなのだ。世田谷の縄文時代の遺跡からの出土品なども展示してある。企画展のほう、この時期はいつもボロ市にまつわることをやっているのだが、今回はたまたま展示解説をしていたのだろうか。人だかりで、なんだか途中から入りづらかったので、遠慮してしまった。
 帰る頃に、また少し雨。
 バスに乗る頃はもう夕方、帰りのバスで、また祖母の住んでいたマンションを見る。家の近くのバス停に着いたら、すっかり夜だ。不思議な平日。雨がまたしっかりと降り出した。
(この項おわり)

いつも読んでくださって、ありがとうございます。




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