昨日は、午前3時に目覚めてしまった。おそらく、ポチが散歩したくて、寝かせてくれないのだろう。駐車場のポチを1か月以上、運転していない。しかも、バンパーは白いガムテープをベタベタ貼ったまま、修理もしていない。ポチが不満を募らせていてもおかしくない。

ポチの散歩にでかけることにした。午前4時に高円寺を出発。目的地は、岐阜県の明智の里。歴史マニアとして、大河ドラマの舞台を訪ねることにした。中央道をひた走り、午前6時頃に八ヶ岳PAで休憩。お腹がペコペコである。

朝早くから、パン屋が開いている。焼きたてのパンが、美味しそうな香りを漂わせているが、目を引いたのは、ベーコンボード。
https://www.facebook.com/c.nexco/posts/625919110902592/

ベーコンが圧倒的な存在感を誇示している。魅力的であるが、消費税込みで450円。ケチな香川県民にとっては、250円以上のパンは貴族の食べ物であり、庶民は手を出してはいけない。

諦めて、出発するときファミマで買ったミルクフランスと赤飯のおむすびを食べる。ポチもお腹を空かせているので、ガソリンスタンドで給油。主人が128円のパンとおむすびで我慢しているのに、ハイオク専用のエンジンであり7千円が吹っ飛ぶ。

恵那市の明智町に行くつもりだったが、道路標識に岩村城址の案内が書かれていたので、目的地を変更。カーナビに入力。ポチの指示に従い進んでいくと、車一台がやっと通れる山道が延々と続く。

隣は崖の急な坂道、車とすれ違ったら終わりである。バックの技術には定評があり、ぶつけまくっている。これ以上、ガムテープを増やすことはできない。ヒヤヒヤしながら城址にたどりつく。

車にすれ違わなかったのに、城址に人が多い。不思議に思っていたら、別の場所に資料館があり、立派な道も整備されていた。ポチにいやがらせをされたか、ポチは地図を読めないのだろう。

城址から明智町に向かうが、ポチはすっかり信用を失っている。ポチの指し示す道を無視して適当に走っていたら、雰囲気のいい街並みが見えた。車をとめ、はっぴを着たおっちゃんに、このへんに駐車場があるか尋ねたら、地図をくれた。

お寺の駐車場に車を停め歩いていると、江戸時代に迷い込んだような通りがあった。NHKの朝ドラ「半分、青い。」の舞台にもなった懐かしい町並み。歩いていると、江戸、昭和といろいろな時代が混じっていて、ここには、生活がともにあることを感じる。
http://ohemaga.com/report/hanbun-aoi-iwamura

三連休だからか、人通りがとても多い。コロナなどどこ吹く風である。通りの家屋は、玄関先を開けて、立派なひな人形を飾っていて、自由に見学をすることができる。

店先には、五平餅やおでん、焼き鳥などを出して、お祭りのように賑わっている。お昼時でお腹もすいていたので、五平餅を買う。頼んでから、焼いてくれる。とても美味しくて、別の店先で、また、五平餅を買う。五平餅をおかわりしたのは、本日、1名と思われる。

地元の岩村酒造が蔵出しをしていた。500円の入場券で、おちょこと400円分の商品券がついてくる。そのおちょこで、蔵出しの日本酒を試飲したり、工場見学ができる。無料と同じなので、整理券がわりなのだろう。大賑わい。

五平餅のとなりに置いていた人参を買って岩村の町を後にする。道を走りながら、城址の看板があると、引き返して立ち寄ったりしながら、岐阜県内をちょろちょろする。

恵那市と可児市の大河ドラマ館、岩村城、明智城、土岐明智城、小里城、美濃金山城の五城を落城させ、温泉に入り帰還。

深夜0時前に高円寺についた。700kmを走り、明智氏ゆかりの場所を訪ねるほどの大河ドラマファンであるが、本日の放送を見逃してしまった。