新雪
- カテゴリ：小説/詩
- 2020/02/26 01:27:09
雨
揺れ動く想いに波紋が広がる
街灯に照らされる道の光を
雨音がさざ波のように遮断している
今流れている優しい音楽は
独り部屋にいる私の慰めとなり
眺める窓の外の薄暗い景色のトーンを
少しだけ明るくしてくれている
雪はもう
降ることが無いのだろうか
白く冷たい新雪の下に
想いのすべてを埋めておきたいのに
あなたの姿を
あなたの声を
あなたへの想いを
閉じ込めてしまいたいのに
セカンド
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雪の下へと追いやっても
春になれば現れてきます
一時の気休め
逃れなのでしょうね
年々小さくなっていっても
残る物は残ってしまう
それを忘れられる何かが欲しいものです
何かにつけて何度も蘇って来ます。
閉じ込めてしまえたらどんなにラクでしょう。
表面上少しでも隠せるかな？隠してくれるかな？
雪が融ければまた確実に表れてくるでしょうね
気休め・・・でしょうか
空から、そう風に乗って香り付きでやって来るのでしょうね＾＾
目をつぶっても耳をふさいても
頭の中に刻み込まれた思いは消す事が出来ないのかもしれません
このまま雨に流してしまえたらと思っても
また空からその面影が降ってくるのでしょうか。