ボタン穴から見た戦争
- カテゴリ:小説/詩
- 2020/03/05 18:00:17
スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチの「ボタン穴から見た戦争」を読み始めたところです。
このおばさんの名前はあまし馴染みがないと思いますけど、ノーベル文学賞を最近貰った方。
でも小説家じゃなくて、第二次世界大戦に女性で従軍した人たちの証言を聞き集めて一冊の本にして、それでノーベル賞を貰った人。
「戦争は女の顔をしていない」ってやつ。
すごく生々しい。
女子中高生くらいで兵士になってる人がほとんどだから。
女性用の下着がなくてとか、当然生理用品はないし。
衛生兵とか、看護師やった人が多いんだけど、
狙撃兵とか高射砲担当とか、なかには戦車兵もいる。
前半は、負傷兵の手当をしてとかそんな話題が中心だけど、
後半になっていくと、凄まじいのが出てくる。
学校の同級生で一緒に従軍してた子が、強姦されて、乳房を切り取られて、とんがった木の柵に突き刺されて死んでたとか。
最近、これがコミックされてすごく話題になっている。
コミックは、すごく絵がうまくて、芸術性がとても高い。
1巻が出たばっかし。
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_AM00000019010000_68/
この証言集の子どもバージョンがこれ。
節分の余り物の豆を入れたご飯。毎年、不評なんだけど。
グリーンピースごはんとは違うからね。