萌葱に色づく季節なのに
- カテゴリ:7ならべ
- 2020/04/05 08:51:00
桜吹雪が茶色に変色して
路にこびりついている。
コブシやプラムの花も散って、
木々の若葉が芽吹き始めた。
このフレッシュグリーンで染まる季節が好き。
古代から萌葱色って言ったけど、
この雅びな表現の方がぴったりする。
低い山でもいいから、
この色鮮やかな木の下で
マスクなしで思いっきり深呼吸したい。
でも、やめとこう。
都心の人通りはさすがに減ったようだが、
どうやら地方に繰り出す輩がわんさかいるらしい。
そんなバカの群れに加わりたくないから。
強風で次々落下した八朔(はっさく)の大きな実を
今日は拾いに行くつもり。
落ちた実の方が自然完熟していて美味い。
獲れる実の半分近くは
直径1センチくらいの穴が開いている。
おそらくヒヨドリがついばんだんだろう。
動物たちにも分け前を与える。
「子守柿」って言って、
柿を全て獲らずに小鳥たちに残しておいたのが
心優しき日本の風景・・・
そう、そんないい風習、言葉っていいですよね。
ワイン工場見学に行ったとき、
ワイン樽がずらーっと並んでました。
中を覗ける樽もあって、
上部はかなり空間に。
貯蔵してる間に、かなりワインが減るんだって。
それいわく「天使の分け前」。
この言葉にも魅かれました。
「子守柿」 良い言葉ですねぇ(^^)