BCG接種=他の病原体にも効くの?
- カテゴリ:日記
- 2020/04/19 12:11:41
BCGは、結核予防ワクチンです。
原理は、BCGにより活性化された免疫細胞のマクロファージが、
結核菌に感染した細胞を効率よく食べて、増殖を防ぐ作用があります。
最近BCGにより、他の感染症もある程度防げるようになったのではと
考えられる報告が有りました。
オランダのグループが、弱毒化した黄熱病ウイルスワクチンを
人に接種した時に起こる反応について、BCGの投与効果を調べました。
投与する黄熱病ウイルスは接種を受けた人の血液中に出現するのですが、
BCG投与を受けていた人ではこのウイルス血症の頻度が著しく減ることを確認。
つまり、BCGにより結核とは関係のない病原体に対しても
免疫力が強化されていることが示唆されたのです。
彼らはさらに解析を進め、BCGが単球(マクロファージのもととなる細胞)
に働いて免疫機能が高まっていることを
実験的に明らかにしました。
もしかしたら、新型コロナウイルスにも効果があるかもしれません。
オランダで医療従事者1000人を対象にした新型コロナウイルスに対する
臨床研究が始まり、オーストラリアの小児医療研究所
マードック・チルドレンズ・リサーチ・インスティチュートも
医療従事者4000人を対象にBCGワクチンの臨床試験を開始すると発表しています。
このほかギリシャ、イギリス、ドイツ、デンマーク、アメリカでも
同様の研究が検討されています。
アビガンの場合は、ウイルスの感染先であるRNAに構造が似てるので誤感染する仕組み。
抗体ができてなくても効果があるのはいいね(*´▽`*)
新型コロナにも効果があることが証明されると
いいでつね ^^/