釣りのランキングで入賞しました。

2020/04/07 ～ 2020/04/13

順位	魚	大きさ
1位	ライギョ	98.27cm

土曜日の夜にベランダから空を見たら、ピカピカ光る物体が東京湾上空に浮かんでいた。UFOだと思って、ネットを見たけど、観測情報はなかった。ラピュタかゴリアテと見間違えたんだと思うけど、最近、身の回りで不可解な現象が起こっている。

二コタの皆さんの伝言板を読むと、たけのこご飯ブームが起こっていた。負けてはいられないと、昨日は、山菜の天ぷらと太巻きを作る気で満ち溢れていた。しかし、八百屋に山菜を売っていなかった。

自ら手に入れるしかないと、ジョギングの帰り道、ヨモギを探しながら走っていたが、どこにもなかった。以前、荒川の土手を走ったときには、ヨモギだらけだったのに、善福寺川沿いには見当たらない。おかしい。

大きなスーパーに山菜があると思ったけど、置いていなかった。それどころか、無塩バターもクリームチーズもなかった。他の食材は、普段通りなのに、自分の欲しいものだけがない。

誰かが、先回りして、ヨモギを刈ったり、バターを買い占めているとしか思えない。おそらく、身長8cmほどの小さいおじさんのせいである。wikiで調べてみると、岡田准一、稲川淳二、釈由美子などが目撃をしている。稲川淳二は怪しいが、岡田准一は信用していいだろう。

小さいおじさんの現住所は、家から目と鼻の先の大宮神社で、ジョギングの出発地点である。いつも、賽銭をあげずに、お願いばかりしているので、憑依されたのかもしれない。

山菜の天ぷらはあきらめて、総菜コーナーの天ぷらを買って帰った。太巻きづくりに挑戦しようとしたとんに、ピンチに陥った。干ししいたけを戻そうと思ったら、3時間かかると書いてある。既に4時を過ぎていた。

しかし、山菜の天ぷらがとん挫した今、太巻きを仕上げないと、たけのこご飯に対抗できない。椎茸を戻す間、退屈なので、おやきを作ることにした。

讃岐うどん流おやき
①　薄力粉（100g）、強力粉（100g)、ベーキングパウダー(10g)、砂糖（10g）を振るってボールに入れる。
②　水（100cc）を入れて練る。→30分寝かせる
③　ビニール袋に入れて踏む　  →1時間寝かせる
④　6等分して、餡子を入れてくるむ
⑤　フライパンで表裏に焼き目をつける
⑥　強火で10分蒸すと出来上がり。

お湯で練るレシピも多いけど、信州では、あの世とこの世の境にある頑丈な石の戸に、供えられたおやきをぶっつけてたたき割るという言い伝えが残され、固いおやきほどいいと書かれていたので、足で踏み、コシのあるおやきにしてみた。

出来立ては、たい焼きに近い食感でとても美味しかった。餡子はあつあつだと本当に美味しい。ベーキングパウダーも砂糖も、なくてもいいと思った。

「麒麟が来る」が始まってしまうので、急いで太巻きの具を準備した。シンプルに､きゅうり、厚焼き玉子、椎茸、かんぴょうだけ。厚焼き玉子は、玉子焼き器がないので、フライパンで作った。

ご飯があと10分で炊けるので、焼海苔を準備しようと思ったらなかった。きっと、ちいさいおっさんが隠したに違いない。急いで、向かいのコンビニに行ったが、おにぎり用の焼海苔しかない。

途方に暮れたが、お土産に貰った岩ノリの焼海苔があった。普通の焼海苔より二回りくらい小さいが、なんとかなりそうだ。

簀巻きに焼きのりをのせて、酢飯をしいて、具材を並べて、押しながらくるんで、ぎゅっとしぼったら、椎茸やかんぴょうから煮汁がじゅわーと出てきて、太巻きが浸水した。

9本の中巻き（太巻きと細巻の中間）が出来上がったが、一本も綺麗な形のものがない。正方形に長方形、しずく型のものまである。握り過ぎたのか、海苔はしわしわになっていた。

形は悪いが、食べてみたら、味も悪かった。酢飯の味が薄いし、椎茸とかんぴょうの煮つけの味も薄い。この不可解な現象も小さなおっさんのせいだろう。

ちいさなおっさんのせいで踏んだり蹴ったりの日曜日になってしまった。冷蔵の中の玉子も残り3個になっている。これも、小さなおっさんがどこかに運んだに違いない。