愛
- カテゴリ:小説/詩
- 2020/06/01 12:44:06
あなたを失ったことは
愛を失ったことじゃない
そう言い聞かせても
愛はあなたを求める
もう届かないのに
仲睦まじい私たちを
愛は微笑んで見つめていた
それが失われるなんて
思いもよらなかった
あなたも 私も
海岸に佇んでも
公園でブランコに乗っても
思い出すのはあなたばかり
もう愛は存在しない
あなたが行ってしまったあの日から
愛していたということは
私の思い違いだったのか
優しくしてくれたあなたは
私の幻だったのか
愛はそれを真実だと思っていたのか
渦を巻く明かりに中を見ても
一人でいる人 二人でいる人
くるくると回っている
その中に愛の姿が見える
まるで誰かを探しているように
その中に入っていたかった
あなたと手を携えて
光の中で回り続ける
二人でいたかった
なのにもうかなわない
「もういい」
それだけを答えた
このほかにどんな言葉があったろう
泣けなかった
泣かなかった
愛にさよならを告げた
ここで別れることを決めた
たとえ再び愛と出会っても
きっと寄り添うことにはならないだろう
愛が姿を変えてきても
そうも言いますね。てつやさんも経験済み?
日とは涙の分だけ大きく強くなるんでしょう。
そこには損とか得とはなしに。
愛が見出す人とはどんな人なんでしょうね。知らないうちが幸せなのかもしれませんね。
恋を失ったときに愛も消さる
たとえどんなに強くしがみついても
行ってしまった愛を呼び戻すことはできない
まだ強く思っていても
幸せな愛と不幸せな愛
より分けられるのなら幸せを選ぶだろう
愛をより分けるのは難しい
別れが待っているかもしれない
それでも人は愛を知る
たとえそれの命が短くても
そうですね。愛はとどまることを知らず誰かを幸せにしてくれるのでしょう。
たとえそれが短いものであっても、愛は心の中にとどまり続けるでしょうね。
そんな愛に巡り合いたいものですね。
愛をより強く感じてしまうのでしょう
想いの大海を漂流している
一人ぽっちで
いくつもの潮の流れに渦が生まれ
思い出が一つ一つ吸い込まれ消えていく
ただ青いだけの空を見上げても
もう愛する人の姿は映しだされない
あぶくのように…
でも少ないより多い人生を送ってみたいものです