6月スピ部の集会
- カテゴリ:日記
- 2020/06/15 15:16:47
6/1のスピ部の集会。
テーマは『脳死』について…でした。
前の部活の後に、『人魚の眠る家』という映画の話になり、観られる人はそれを観て脳死のことを、観られない人は脳死について調べてみて…という話になっていました。
《人魚の眠る家、あらすじ》
会社経営者の播磨和昌(西島秀俊)と妻の薫子(篠原涼子)は2人の子供を授かるが、現在は別居している。ある日、娘の瑞穂がプールで溺れて意識不明になり、医師に脳死と診断される。臓器提供を希望するか、このまま死を待つかの選択を迫られる夫婦は、悩んだ末に臓器提供を決意するが、薫子が一瞬だけ瑞穂の手が動いたのを見てそれを撤回する。和昌の会社が開発した最先端技術を駆使した延命治療が始まり、彼女は眠ったまま成長していくが......。
(Yahoo!映画より抜粋)
まず、脳死について。
医学的に、脳死は脳幹(小脳・橋・延髄をあわせてこう呼ぶ)と大脳の機能が停止した状態を言います。
脳幹…特に延髄は自律機能に関与していて、呼吸や循環、えん下(飲み込むこと)などに関与しているところです。
ここの機能が停止した状態を、脳死と呼びます。
なので、放っておけば、やがて呼吸は止まり、心臓も止まり、帰天となるわけです。
ですが、脳死判定の状態ではまだ、心臓は止まっていません。
mariaさん曰く、『脳死』は『臓器移植ありき』でできた言葉だからです。
心臓が動いていれば、血液の供給が各臓器にもたらされます。
なので、脳死判定を受け、心臓死の前に、各臓器を移植する事ができるのです。
では、スピ的にみて、『死』とはどの状態を言うのでしょう…。
身体と魂は、シルバーコードという紐みたいなもので繋がっているのだそうです。
そのシルバーコードは、どのタイミングで切れるのでしょう。
それは、『心臓死』の段階なのだそうです。
脳死の段階では、まだシルバーコードは切れておらず、それ故に、スピ的には『死』とはいえないとのこと。
(そして、このシルバーコードがはがれるときは、マジックテープをはがすときみたいな音がするそうです!ビックリ!)
まずは、ここでひとつ。
スピ的にみて、『脳死』は人の死にあらず。
で、ここからは、延命治療の話。
延命装置をつけた場合、それを外すことは、カルマを増やすことになるのだそうです。
確かに、延命装置をつけているという事は、心臓が動いているわけですから、そうなりますよね。
では、いつまでつけておけば良いのだろう…。
治る見込みがあるのであれば、それは積極的な治療の一つになるのかもしれない。
でも、治る見込みがない…高齢で寿命も尽きようという人の場合なら、残る人たちの『ただ、生きていて欲しい』という執着になる。
私の母方の親戚に、ご主人に延命装置をつけた方がいた。
母からの話を聞いただけなので、直接、ご本人とお話ししたわけではないけれど、もう80もとうに越えた方。
それでも、人口呼吸器をつけてしまったために、それを外すタイミングがわからなくなってしまったと…。
最終的には、1年近くたって外したわけですが、とてもつらい思いをしたようです。
心臓が動いている限り、シルバーコードが切れないのであれば、その方は、逝きたくても逝けなかったのだろうなと…。
そして、心臓死を『死』と捉えるならば、延命装置を外すことは、その方を『あやめる』ことと同じになるのだなと…。
そう考えると、カルマになるのもうなずけます。
でも、これが自分の子供なら?
まだこれから、本当だったら沢山の経験を積んで、楽しいことも悲しいことも待っているはずの未来を持っているはずの子供であったら?
映画の内容と重なります。
もしかしたら、治療法が見つかるかもしれない。
もしかしたら、目を開けるかもしれない。
もしかしたら…
沢山の『もしかしたら』に、きっと延命装置をつけてしまうかもしれない。
そして、臓器移植について。
そもそも、『脳死』というのは、臓器移植のために作られた言葉だということは、上にもちらっと触れました。
『脳死』ときけば、『もう生きてはいない』『回復しない』と思うからです。
でも、その移植の時、脳死している人にモルヒネを打つのだそうです。
『もう亡くなっているのであれば、なんでモルヒネなんて打つんだろうね』とmariaさん。
確かにそうですね。
司法解剖では、モルヒネなんて打ちません。
それだけでも、『脳死』と『心臓死』が違うことが判ります。
そして、『脳死状態』であるはずなのに、滝のような汗が流れたり、苦悶の表情を浮かべることもあるのだそうです…。
ただ、この『脳死』についても、『臓器移植』についても、スピ通りにしなさいとは言えないと…。
何故なら、すべては動機。
その時代を選んで生まれてきた、すべての人…人類全体のカルマであり、大きな学びであるのだと。
この日最後のmariaさんからの一言。
『これからも、この事を沢山考えてね』
何が正解か…スピを押し通すのが正解なのか…
これからも、考えてみます。
いざ自身がそうなったら!!考えて今答えを出せたとしていても、その時になったらば。。と葛藤です。
本当にどれが正解なのかはないかもしれません。全ては動機ですものね。。
良いことも良くないこともある。正と負がある。最終的にはどう生きていくか。。。
改めて難しい課題ですよね。。脳死^^;
読んだのにコメントしそびれていた!
脳死、臓器提供のお話はとても、とても、難しい問題だなと。何度考えても思います。
全世界的に"脳死&臓器移植"が一つの医療手段としてあって。
この物質的な世界のスタンダード…と、スピ的な真理の中で。もしも当事者になったときに、すごく揺れ動くことになるんだろうと思います。
人類全体のカルマ。大きいね。
今私ができることは、家族とリビングウィルについて意思表示、確認しておくことだ!
いつ自分に降りかかるか、判らない事だものね。
旦那さんと、延命治療はしないと確認しあってはいても、いざという時に、ちゃんとその様にできるか。 今からちゃんと考えておかなくてはと、改めて思いました。
そして、何が正解が…ではなく、自分は自分の責任において、何を選択してどう生きるか。
そのために、これからもスピを学んでいきます。
実際に延命治療したご親戚の方のお話もためになります。やはり悩まれたのですね。
自分がそうだったら・・・患者のほうだったら延命治療しなくていいからねって伝えておきたいけれど
周囲の立場だと困るだろうな・・・
何気ない日常の会話でも普段から話し合いしておくと良いですよね。
その会話を縁起でも無いって拒否するよりも参加してたほうが
相手を思う気持ちにつながるような気がしました。
あ、やっぱ 無知は傲慢だにつながる・・・(^◇^;)