6月21日の金環蝕(日本では部分蝕)
- カテゴリ:勉強
- 2020/06/17 23:52:18
夏至の日に日蝕って、かなり凄い。 ←西洋占星術的に
6月21日(日)の金環蝕は日本が朝から夕方に掛けて起こります。
金環食帯はアフリカ、アラビア半島南部、インド、中国、台湾などを通って太平洋へ抜けてゆきます。
日本では部分蝕が見られます(晴れていれば……)。
この機会を逃すと、次に日本全域で部分蝕が見られるのは
約10年後(!)の2030年6月1日(土)の北海道などで金環蝕が見えるあの日までお預けです。
今から、当日晴れることをお天道様にお祈りしておきましょ~。
(太平洋岸(瀬戸内地方は既に範囲外)でしたら、
2023年4月20日にインド洋から太平洋に掛けて起こる金冠皆既日食のときにほんのちょこっと欠けます。)
いつもお世話になっているHeavens-Aboveさんの、この日の日蝕ページはこちら。
https://www.heavens-above.com/SolarEclipse.aspx?jdmax=2459021.77865012
天文ショー感覚で行きますと、
北海道の金環蝕まであと10年切ったというのは、いよいよか……というところです。
皆既帯が北陸から関東平野を突き抜ける2035年9月2日(なんと日曜日!)の日蝕まであと15年な訳ですから。
前回日本を金環食帯が横切った年に在りました金星の日面通過など、次回は22世紀ですから、
10年15年など、すぐなのです。天文ショー感覚で行きますと。
この歳になりますと、さすがにその時まで生きてるかな~との思いも過りますが、
生きていれば是非車を出して貰って、その瞬間に皆既帯の下に居たいものです。
自家用車でしたら天気図と相談して晴れそうな場所へ移動して貰うことも可能ですし。
金環蝕と皆既蝕は全然違う体験だそうで。
(その為、金環蝕を追って世界を巡り出したら、とんでもない日蝕マニアだとされているようです。)
あと15年、自分や家族は生きているかしら。
おまけのお話
日蝕・月蝕は大変不思議な現象でしたので、既に紀元前には規則性などが発見されていました。
天文学的には、黄道(太陽の天球上の軌道)と白道(月の天球上の軌道)の「交点」(ノード)の充分近くでの
新月が日蝕、満月が月蝕になります。
(黄道上はどこも黄緯0度、それを横切る白道の「交点」は白道上の黄緯0度の点という訳です。)
この交点、西洋占星術では
昇交点(ノースノード)をドラゴンヘッド
降交点(サウスノード)をドラゴンテイル
と呼んで太陽・月・惑星の次くらいに重要視しています。
また、西洋占星術で、1年のうちでその年の代表として扱うのは
春分の瞬間、つまり白羊宮(いわゆる牡羊座)0度を太陽が通過する瞬間ですが、
もう少し細かい期間で見てゆきたいときは、
夏至(同、巨蟹宮(いわゆる蟹座)0度)・秋分(天秤宮(天秤座)0度)・冬至(磨羯宮(山羊座)0度)
の瞬間の図も見ます。
今年の夏至は6月21日6時43分。
太陽が蟹座0度に差し掛かる瞬間、月もドラゴンヘッドもまだ双子座ですが太陽に充分近く、
なかなかにパワフルな配置をしています。
太陽に土星が150度に対し、月に火星が90度、木星が150度なのが気になるところですが……。
(↑をどう読むかに関しては、勘弁して下さいね。
日本語の文献でマンデン図((個人でなく)世の中の情勢を見る図)を解説しているのって、
ほとんど見ないので、ご多分に漏れずわたしもマンデン図は読めないのです。)