Nicotto Town


nekoyama の つれづれ日記♪


ひとの願いのとどくところへ




歴史の教科書を視ると、
ほんとに疫病で社会の仕組みが大きく変わることが
何度も何度も起こっているのですね。


大きな戦争、革命、
ヒトとその集まった集団が力でなにかを変えようと試みる時
ただ、その多くの試みは潰えてしまうと思います。

力で変えられた現状ならば、
その後に不満のあるヒトたちもまた力で変えようとするでしょう。

革命でなった国の中心を占めているヒトたちの懸念はたぶん
いつも、自身の安泰を揺るがすものが、別の力による革命なのですから
強権的な指向を持つのは当たり前かも知れません。


間違いに気付いていても変えられないヒトたち

自然な入れ替わりで徐々に変わってゆくことを
願っていたヒトたち

乗り越えてゆく道筋は無数にあって、
大きく迂回してゆく道も、険しい道も、

原爆のことも、およそ無関係と思っているヒトたちも、
ひととして生きる上でなにかしらの関わりを持っている。

わたしの心もまた、目を逸らすことは出来ない。
権利とか義務とか言葉で遠ざけることは出来ない。


視て考えてどうするべきか自身の中に留め置いて
機会があれば、幼くまだ何も知らないひとたちに
何かを伝えられればと思うだけ、

でも、どう伝えればいいのか。


生き残ったひとたちの言葉には、
後悔、悔恨、感謝と許しと、強い願いがあって
向き合うには努力が必要だと感じます。


疫病が流行るこの時、苦しむ人々の姿は、
かつての戦争、疫病で苦しみ亡くなっていった人々の姿に重なります。


つい先日のベイルートで起こったことも、
およそ戦争にも疫病にも関係無いと思うひともいるかも知れないけれど、
亡くなったひとたち、肉親や隣人を失ってしまったひとたちの苦しみに
違いは無いのではないでしょうか。


ひとびとを分断することで利していると思うヒトたちに
わずかなヒトたちの利益のために多くの犠牲を払うやり方は
およそ自然の力に敵うことはありません。

わたしたちの小さな力を漏れることなく合わせて
立ち向かう必要があるでしょう。

非人道的な兵器に関しても、そうでしょう。

すべてのひとが参加すること、
相互不信の連鎖を断ち切り、手を差し伸べ合うこと、

希望を失うことなく、力ではなく、
言葉の積み重ねでしか、協力しあうことでしかとどかない
場所があるはずです。




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