09/10/13② 「7並べ指南所」第二章 ②
- カテゴリ:7ならべ
- 2009/10/13 05:03:49
「7並べ指南所」
第二章「上手なパスの活用編」パート2
※ わかりやすいように、一人二役で話を進めます。
トリ
「まず聞いてみたかったんだけどさ。
第一章のオレの最後の台詞で疑問に思わなかったの?」
ナデシコ
「・・・はぁ?
どのセリフよ」
トリ
「これだよ」
この3つの作戦を実行すれば、勝率7割は保証するよ。
これを8割に上げるには細かいところに注意しないといけないんだけど
トリ
「なんだ、必勝法って言ってる割には10割勝てないんじゃん
て、思わんかった?」
ナデシコ
「・・・まぁ、一瞬は思ったけど
そんなものかしらと思って納得したわよ。
猿も木から落ちるのかしらって」
トリ
「確かに弘法も筆を誤ることはあるよ。
ただ、もしそれだけだったら
勝率はここまで下がらない。
多分、95%は1位になれる」
ナデシコ
「えっ、じゃあ他に要因が?」
トリ
「あるんだよね~」
ナデシコ
「それって・・・?」
トリ
「初期状態での札の配置さ」
ナデシコ
「札の配置・・・?」
トリ
「第一章では、最低7割は勝てるって言ったよね。
ところで、基本編で説明した3つの必勝法はなんだっけ?」
ナデシコ
「それくらいお手の物よ。
出し惜しみ作戦、インフラ整備作戦、追い込み作戦ね!」
トリ
「その通り
この7割の勝ちはこの3つがうまく作用していることに因るものなんだ。
実はこれ、だいたいの手札が
この3つを適応できる形になっているからなんだ」
ナデシコ
「どういうこと?
作用できないパターンなんてあるのかしら」
トリ
「それぞれの作戦の特徴を挙げてみようか」
# 出し惜しみ作戦
概略:
現在出せる札のうち、それ以降に自分の札がない場合は
その札は出さずに取っておく作戦
このような札を、ここでは便宜上「将来性がない札」と表する。
(逆に出したほうがいい札を「将来性のある札」と表する)
長所:
・相手の動きを制限できる。
・逆に、自分の出してほしい札を出すように、相手を誘導できる。
短所:
・ジョーカーには無力
・単体ではほぼ無力、複数仕掛けないとダメ
・場合によっては、パスを強要され、自爆寸前になることも
そうなると、逆に追い詰められて本末転倒になるので注意
# インフラ整備作戦
概略:
将来性がある札が2つ以上ある場合、
その先に「A、あるいは13」(末尾)に近い札がある札の方から
優先的に出すという作戦
長所:
・現段階で、自分が出せない札を出しやすくして
パスせざるを得ない状況を減らせる。
・一見、相手に対する利敵行為に見えるため
相手を油断させることができる(対人戦のみ)
短所:
・手札の状況(作戦決行後、出せる札自体がなくなっている、あるいは極端に少ない場合)
によっては、ドボンする確率を飛躍的に上げてしまう。
この場合においてだけは、インフラ整備作戦の逆を実行しないと自爆する。
# 追い込み作戦
概略:
自分がパスしまくると
相手もパスせざる得ない状況を
故意に作り上げ、自爆させるという作戦
長所:
・状況を作り上げさえすれば、確実に勝利できる。
・最低でも一匹自滅させれば、ビリにはならずに済む。
・普通に全部の札を出して勝つよりも、時間をかけずに勝利できる。
(1分以内で終わることも)
短所:
・状況を作り出すまでが一苦労
・場の将来性を見間違えると、大変なことに・・・
トリ
「こんなところだね」
ナデシコ
「・・・そ、そうね(なんか新しい情報が入っていない?)」
トリ
「実は、この3つ
ある場合の手札に対する耐性がないんだ」
ナデシコ
「だから、どうしてよ。
大体処理しきれると思うんだけど」
トリ
「例えばね・・・
最初から手札が出せない(6, 8を持っていない)場合は?」
ナデシコ
「・・・あれ?
なにもできないわ」
トリ
「そうだろう?
第一章ではとりあえず、完璧な手立てとして紹介したけど
実際にはいろいろ不備があるんだ。
なんでもかんでも、この3つじゃ処理しきれない。
ということは、3割近くは別の手段を使わないと勝ち上がることはできない
ってことなんだよ。
その方法について
第二章では取り上げてみるよ。
ただ、出し惜しみ作戦、インフラ整備作戦、追い込み作戦みたいに
抽象化するのが難しいから
具体例を挙げるのに終始するからね。
多分大分長くなるんじゃないかな」
ナデシコ
「・・・マジっすか」
トリ
「マジっす」
(多分、続きは来週か来々週になります)
Prev. Stage Chapter 2「上手なパスの活用編」パート1
Next Stage Chapter 2「上手なパスの活用編」パート3
最近7並べはご無沙汰なのだけど、実はあと少しで
『A』ランクなのだ( *´艸`)
ナデシコ「 ・・・ちょっと!あたしとトリの秘密の会話 日記で公開しないでよね・・・恥ずかしいんだから!」