武相荘
- カテゴリ:日記
- 2020/08/16 22:25:47
白洲次郎さんと白州正子さんご夫妻が戦中~戦後にかけて住んだ家。お二人のファンだから、前からずっと、行こう行こうと思っていて、先週木曜に行った。
行って、がっかりした。
展示品も少ないし、展示してある夏の着物と帯の前に蚊取り線香がおいてあって、火が付いていて、煙が帯に向かって流れていた。奥の方の衣桁にかけてある着物だって、そのうちには蚊取り線香のニオイになっちゃうだろう。
展示しているのは、蚊取り線香でいぶしても惜しくない帯とか着物なんだろうか?
ネットで調べたら、「武相荘には、かの福沢諭吉の大きな額がさりげなく飾ってあったり、吉田茂からの贈り物があったりして」と感動している人もいた。確かに、まあ、そういうものもあったし、サンフランシスコ講和会議で吉田茂が読んだという演説の原稿もあった。
けど、先日「小袖展」でとても大切に展示された小袖を沢山見てきたばかりなので、帯が蚊取り線香に燻されているのでは、展示されているものの性質というか、価値というかが疑われてしまう。
なんか・・・
とてもがっかりした。
担当者が蚊取り線香の煙で着物がだめになる可能性があることを「若いから」だろうがその他の理由だろうが、知らなかったですまされるはずがない。
それを、蚊取り線香で着物を燻してすませているのだから、この「ミュージアム」の姿勢には???をつけざるを得ない。
参観者を襲うかの虫の対応を一番に心配されたのでせう。。。。。