わたしは残酷な人でしょうか
- カテゴリ:日記
- 2020/08/29 00:05:23
むかしむかし。
わたしが不調だったころ。
隣がイモリを拾ってきて飼っていました。
ある日、そのイモリが水槽から姿を消し、行方不明になりました。
数日後、掃除をしていた所、テレビの裏の隅っこから埃にまみれて
出てきました。
わたしは苦手なので多くの生き物を素手でさわれません。
それでも恐怖心を堪えて必死で水槽に戻しました。
その事実をブログで告白したところ……。
「あなたは酷い人ですね」
たった一言。
そういうコメントが誰とも分からぬリンク無しの人から寄せられました。
不調で弱り切っていたわたしは、ショックを受けました。
その事件から半年ぐらい過ぎたころ。
ゴキを発見し、一緒に住めないと思い退治しました。
「あなたは残酷なひとですね。命をなんと思っているのですか」
同じ人でした。誰ともわからないけれど、同じハンドルネーム。
今日、わたしはまたゴキを発見してしまい、殺生しました。
隣で隣と仲良く住んでいたゴキの可能性が高いとも思いました。
でも、迷わず殺生しました。
わたしは残酷なのか……。
でも、人間だって一緒に仲良く住める人とどう頑張っても一緒には
住めない人がいる。
だからと言って人を殺めることはいたしませんが。
でも生きたままゴキを追い出せるかというと、かなり難しい。
申し訳ないけど、言葉が通じないし、こちらの気持ちを汲んでくれない。
不法侵入の人間なら警察が助けて追い出してくれますが、
ゴキはそうはいきません。
心が通じない相手とは、わたしはどうしても仲良く住めません。
そんなこんなで、過去の傷も思い出してしまった上に
心がざわついて仕方がない……。
これって答えの出ない究極の問いで、故にすっきりすることがなくて、そのコメを読んだ時のショックと共に、ずーっと引きずってしまっています。
ごくごく普通の振る舞いです。
私は「オレと出会ったのは不幸かもしれないけど、またはやく生まれ変わって来いよな」と言ってバシバシやってますよ。
『大切な人には限りなく優しく、そうでない人には限りなく残酷に…』(マンガ)EDEN (遠藤浩輝)