本棚。128
- カテゴリ:小説/詩
- 2020/09/03 12:11:29
「蟲愛づる姫君の婚姻」
「蟲愛づる姫君の寵愛」
「蟲愛づる姫君の蜜月」
「蟲愛づる姫君の純潔」
著作:宮野美嘉 出版:株式会社小学館
中華系ファンタジーの帯とジャケットに惹かれて買いました。
割とサクサク読めました。
姫は蟲師で自在に蟲を操るのですが、その様はまさにファンタジー。魔法使いみたい。
姫の夫に対する評価
恋は才能あるものがするもの。私にはない。
私が唯一愛してやらない相手。思い通りになってやらない相手。
夫である王様の姫に対する評価(あれ?結婚してるから姫じゃないな。)
だから姫はこれかも蟲師でいてくれ。不気味で恐ろしい蟲師として、この世のあらゆるものに厭われる魔物であってくれ。
姫を共有したくない。好きになるのは自分だけでいいと。
恋というより執着といった感じ。
姫の台詞は、なんとなく「薬屋のひとりごと」の猫猫を思い起こしますが、それとはまた毛色が違う感じ。
お姫様と王様の恋愛ごとが好きだなと思います。が、この二人は恋愛と言えるのか?w あっさり子供が生まれてくれたら、それも楽しそうです。
あとは、蟲師対蟲師の対決が見どころ、かな。