本棚。132
- カテゴリ:小説/詩
- 2020/09/07 08:07:03
猫と竜
作者:アマラ 出版:宝島社
ある猛獣や魔獣(!)が跋扈する森の中
小さな洞窟があった。
その洞窟に竜が舞い降りて、卵を産んだ。
その竜は卵を土に埋めて、餌を狩りにいったとき、人間に狩られた。
死を待つばかりだった卵の上に、1匹の猫がうずくまった。
猫は子猫を産むために洞窟にきたのだった。
卵の上で出産し、子供を育てる7日間後、子竜が生まれた。
母猫はベテランの母親だった。何匹も子猫を生み、魔獣の子をも育てたことがあった。
なので、子竜1匹増えてもなんら困る事は無かった(マジか!)
猫の子を一緒に育った子竜は、母猫がいなくなった後(人間に召喚された)、子猫の子孫たちを見守ってきた。
猫はただの猫でなく、キャットシーという種族であり、様々な魔法が使えた。
魔法の使える、喋れる猫たちと竜は、人間と出会い、友情を育み、数々の物語が生まれた。
という話。
猫も竜も大好きなので、この本もなんだかほっこりしました。
短編集なのですが、それぞれハッピーエンドで、読みやすいです。