コーデ記録~昼下がりの庭園
- カテゴリ:きせかえアイテム
- 2020/09/16 16:13:36
季節が移ろい、過ごしやすくなってきた。
それでも日中の日差しはまだまだ熱波を届けて来る。
それを避けるように木陰の下の小道を進む。
そうして、鮮やかな薔薇のアーチを見つけた。
ああ、これが。
お祖母様が「内緒よ」と話してくださった
秘密の花園の入り口に違いないーー。
お貴族様のおうちの庭園は、とっても広くて
住んでいる人間だって知らない場所が沢山あるんだよー、
というおはなし。
『ゴッドファーザー』で有名なフランシス・コッポラが
バーネットの『秘密の花園』を映画化したことがあって、
観に行ったのだが。
正直、映画はさっぱり記憶にない。
ただパンフレットに載っていたインタビューで
「秘密の花園は一人ひとりの中にあるので映像化が難しい」
と語られていたことだけが今も残る。
うん。
私にも私のイメージする「秘密の花園」があって。
手入れされず自由に伸び切った草木がわさわさと
廃墟にからんでいるような、
そこに野生化した野ばらが咲き乱れている」イメージだ。
日本人のせいか、きっちり区画され整えられた庭園より、
野趣あふれた庭が好きだったりする。
「外」じゃないから安全で、不審者や狂暴な獣もいない。
だから安心して散策なり探検して遊べるねえ。
とはいえ、そんな庭がある屋敷に住むのはお嬢様だ。
お嬢様はみだりに肌を露出したりしない。
日に焼けるようなことは避ける。
すっきりしたシルエットの白いドレスを持っていたはず、
と探したらやはりありました。
アクセントにピンクのリボンを。
うん、理想的だ。
散策に疲れたら、四阿でお茶をしましょう。