Nicotto Town



水曜日に

この会社に入って初めての飲み会があった。
まあおっさん方の飲み会だから、女房の愚痴とか、内緒で行くパチンコの楽しさとか、そんな話題。
「女性の立場から聞いて、どう思う?」
と言われても、知らんよ。

翌日は仕事が休みだったので、その足で実家に行った。
換気扇の掃除及び上のほうの掃除と、カーテンを外しての洗濯及び付け直しと、年賀状印刷のために呼ばれたのだ。
着いたらすぐ寝て、翌日は朝からよく働いた。
元気な母も、椅子に上るような作業はもう怖いのだ。
「俺はもう何もできなくなっちまったなあ」
と言う父には雑巾とかスプレーボトルを手渡してもらいながら、子供のころ、一緒に屋根のペンキ塗りとか、いろんなことをしたね、と話す。
そして、私は30年後にどんな風になっているのかな、と思う。

きっと、毎日会っていたら、こんな風にお互いにこにこばかりしていられないんだろう。
私はそんなにできた娘ではなかった。
私は思い出を上書きしたいのかもしれない。
結局己のためなのだ。

アバター
2020/11/22 21:10
こきりこさん
本当ですね。
すべては己の満足のため。
それで喜んでくれる人がいたら、うれしい。

残念ながら逆に取ってすねたり恨んだりする人もいますものね。
アバター
2020/11/22 19:13
そう。結局は自分のため。そういう前提で何かをした時の方が、
人に喜んでもらえる。これをしたら、喜んでくれるに違いない
と思ってやったら、空回りすることがあります。



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