この海を、もう一度見たかったって・・・
- カテゴリ:仕事
- 2020/11/26 19:11:54
今日は、不覚にも涙腺がボロボロでございます。
8か月ほどお目にかからなかった会員様、
なんだかいやな予感がして、携帯電話を鳴らしました。
「現在、使われておりません」の録音音声しか聞こえず、
会員台帳から、大急ぎでご自宅にお電話差し上げました。
なんと、最後にお目にかかってから、
すぐにお亡くなりになっておられました。
まー、言うことを聞かない頑固ジジイ様でございましたね。
帰港スロープで、立ち往生して、ご本人がピクリとも動かず、
他の会員様に、
「おっちゃん、行ってやあ。後、つかえてんでー。」と言われても、
「しんどいんじゃあー!」で、また仁王立ち。
仕方なく、他の会員様がみんなで船を上げることもしばしば・・・
耳は聞こえないわ、声は出ないわで、
これは、もう退会勧告をした方が…とも、思っていたのですが、
どこか憎めないお人柄で、
以前にお勤めだったお仕事の後輩たちも、同じ会員でしたので、
「みんなで、面倒見るからー!」と、見守っておりました。
今日、ご遺族の方々がお見えになり、
ご生前のお父様の愛した海を、ずーっと眺めておられました。
死ぬぎりぎりまで、
「もう一回、釣りに行くんや」とおっしゃっておられたそうです。
いや、もう、ほんとに、頑固なお人でございました。
心から、ご冥福をお祈り申し上げます。
https://nannsetogg.naturum.ne.jp/e3381467.html
どんなに傍若無人に見えても、たくさんの人から慕われる、支えたいと思われる人は、やはり人徳があって、やさしい人なのだと思います。
人は亡くなったときにどれだけの人が、故人を偲んでくれるか、涙を流してくれるかが、人徳をはかれるものかもしれませんね。本人には確かめようもないのでしょうけど。
私も数年前に、出版社に入ったばかりのころに仕事を教えてもらった先輩が亡くなりました。東京から島根に引っ越して、年賀状が届くたびに遊びに来いって言われていたのですが、その年賀状が届いたころに事故で亡くなったと年賀欠礼で知りました。予想もしていなかったことで、ショックだったのを覚えています。
後は思い当たる節が無いのに身体が重かったりすると数日後に亡くなったと連絡が来たり。
私も父親が病院で亡くなった際に離れた場所に居たのですが電話が鳴る前に電話が気になったり。
20数年前なんて携帯やPHS持ってませんでしたからね私。
親しかったり自分に近い方の死は何となくわかる物なのかもしれませんね。
ご冥福をお祈りします。
人の死というのは、本当に考えさせられるものですねえ。
この方は、奥さんをはじめ、お子様、お孫様方にまで、本当に愛されておられました。
頑固ジジイ様でしたが、人間として最高の部類を生きられた方でした。
立派な方だった…と、いうのは、こういうことなんだなあと思いました。
ご家族に愛されるというのは、一つの事業を成功させるより難しいことだと思います。
亡くなられる瞬間っていうのは、よく分らないんですが、
母が、死んだときは、分かりましたねー。
「糸が切れた」というか、ふと「あ、もう生きていない」とわかりました。
ほぼ確信に近い感覚で、分かりましたねえ、
不思議です。
親の年賀状を手伝ってたのですが、以前、高齢のため年賀卒業された方が暇を持て余したのか復活され、数年交換し、去年は届かなかったので、もう1回卒業した人だし・・・と思ってたら、今年の新年早々亡くなってました。
ああ・・・とちょっと会ったことのない人ですが、嘆息しました
幸せだった事と思います。
心よりご冥福をお祈りいたします(-m-)”
はなこさん達にも挨拶に来られたんでしょうね。
「えっ?」と感じた瞬間が多分そう…