Nicotto Town



「海と波乗り達と彼女」のつづき


「ハワイの夜」

ハワイ最後の晩、僕は、カーコと二人で過ごした。 
中学の卒業式が終わって、「日の出食堂」でお別れ会の後 
家まで送っていった以来の再会だった。 

あの時、僕たちはキスをして握手をして別れた。 
もともと彼女は 均整の取れた美しい顔をしていたが、 
高校生になってますます 素敵な女性になっていた。 

夕暮れのワイキキビーチで二人で座っていろんな話をした。 
学校の話、友達の話 彼女が戦っている 世界的 テロ集団「I」についても 
彼女が通うトリニティー・スクールは、ニューヨーク市マンハッタン地区の 
高級住宅街アッパーウェストにある、1709年創立の学校。 
エリートが集う私立の名門校で、 
米国もしくは海外の難関大学へ進学することを目的としている。 
寮生活を基本とした「ボーディングスクール」が多く、 
入学試験の競争倍率は非常に高い。 
米名門私立高校番付、1位にもなった高校だ。 

友達は、セレブの子供たちが、ほとんどで彼女は、 
あまり真の友だちはいないといった。 

ご両親が亡くなった原因の世界的 テロ集団「I」への復讐の執念が強く。 
組織のインターネットも連絡を傍受して 
アメリカのCIAに匿名で情報を極秘で渡している。 
彼女のハッキングは、ハッキング仲間からも一目置かれるほど高い技術力がある。 
彼女に、仁も協力している。 
僕の本心は、危険なことをやめて普通の高校生活を送ってほしい。 
そう思っているが、それは言い出せないでいる。 
話が途切れると 自然に僕たちはキスをした。 
夕日が沈むと 僕たちは彼女の泊まってる部屋で、一夜を過ごした。 

朝ホテルのレストランで四人で モーニングを食べた 午後の便の飛行機で 
3人はそれぞれの住んでいるところに帰る。 

出発の時間まで僕は彼女と 一緒にいた。 
「ねえ 海君 次はニューヨークで逢いましょう」 
「私は、中学の時サーフィン雑誌に載ってた 海君の笑顔の写真に一目ぼれしたのよ」 
「そして、海君の通う中学校へ転校した」 
「海君が大好きよ」 
そう言ってキスをした。 

「ニューヨークのクリスマスカーコが予定がないなら行きたいな」 
僕がそう言うと 
彼女は僕に抱きついて 
「きてきて 素敵!」 
そう耳元でささやいた。 

ホテルのロビーで待ち合わせて ホノルル空港までみんなで一緒に行った。 
ニューヨーク・関西国際空港・羽田空港 
それぞれ別々の 便に分かれて 搭乗した。

出発便の 一番早いの仁、関西国際空港行きの便へ乗り込んだ。 
次は猛、羽田空港行きの便に乗り込んだ。 
最後はカーコ、 僕たちは抱き合ってキスをした。 
クリスマスにニューヨーク で会う約束をしてカーコを見送った。 

楽しい時間はあっという間に過ぎていった。 

                     つづく

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2020/12/04 16:04

キルミスターさん
こんにちは!(^^)!
コメントありがとうございます。
ここまで読んでいただきましたか・・・!
続き書きますね。
そうなんです。
危険なことしてるからカーコもできるだけ
海君と距離をおいてるんです。
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2020/12/03 19:46
誤:ニュートーク 生:ニューヨーク
アバター
2020/12/03 19:45
ここまで読みました^^
前作よりスケール大きいですね~遠距離もハワイーニュートークだし。
テロ組織へのハッキングなんて危険なことはやめなよって言えない僕。。。
今までの彼女の行動力の源はすべてテロ組織に対する復讐心からですよね。
簡単に口に出しても止められないって、海君にはわかってるんでしょうね。



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