NS10MMを買わねばならぬワケ
- カテゴリ:音楽
- 2020/12/13 09:47:06
おせち勝負を決めた後、娘にBluetoothアンプと自作スピーカーを自慢した。
ほら、キサマの『あいふぉん』とやらにもBluetoothがあるじゃろ。
それで繋いで音出させてやろう。どうだ。どだ。いい音だろ。ひれ伏せ。
ゲーム音楽がまともなシンフォニーだったので音には感心していたが、
自作スピーカーに貼り付けた偽造ロゴを指先でつついて言いやがった。
「このマーク、なんか曲がって反り返ってるよ」と。
偽JBLのロゴを張り付け悦に入るミーハーさと低俗度を見事に暴かれ、
私は内心逆上し、そして決意した。NS10MMを買わなければならない。
世界人類77憶の大半が私と同じ行動に出るだろう。説明の必要があろうか。
ヤマハの初代NS1000Mはそのルックスでオーディオ好きを驚かせました。
ピアノみたいに黒光りしたエンクロージャーに白いコーン紙、
ベリリウムツイーターの鈍い銀、70年代には早すぎた洒落たデザイン。
音にも驚いた。ヤマハ系LMスタジオにすぐ溢れかえったものですが、
なんと無味乾燥な面白味のない音。締まった低音、節度ある中域、透明感の高域。
レコードからCDに変わったときの衝撃に似ていたかもしれません。
しかし耳が慣れてしまう。どこもかしこもNS1000MやNS10Mだらけだもの。
そのうちBOSE301が出回るようになりますが、あの音が好きではなく、
ヤマハまだしもと思うようになっていったのです。
脱線しますが、ヤマハは小さいもの作らせるとなかなか上手い。
単車だとミニトレの愛称で親しまれたGT50やレーサーレプリカYSR50、
シンセではコルグMS10と並ぶ名機のCS-10というのも良かった。
名ギターアンプJシリーズの遺伝子をひく末弟にG10シリーズがあり、
G10Lという限定生産品はキャビネットが桜でできてる美しいアンプ。
私はG10を持ってますが、これもヤマハ史上に残る名機で愛用しています。
さてNSシリーズに姿を似せたサラウンドスピーカーにNS10MMというのがある。
NSシリーズみたいな真面目な作りではないようで、マニアからは低評価です。
でも新書版サイズに白コーンの2wayで、やたら可愛い。カワイイは正義です。
低評価ということはきっと野卑で色付けの強い、私好みの音のはずだ。
逆上した私の姿が本日開店直後のジャンク屋で見られることでしょう。
だが店にはBOSE101MMやサラウンド用の小型JBLも置いてある。どうしよう。
NSシリーズはある意味日本のスタンダードになりましたし、影響も大きいスピーカーだと思います。
おとなしいという感じ方は、癖がない、パンチのある鳴り方を「させない」ことと関係があるかも。
国内だとビクター、ダイアトーン、パイオニアのほうがパンチのある音だった気がします。
YAMAHA NS-1000M 懐かしいです
ヤマハのスピーカーを褒めて頂けて嬉しいです^^
このスピーカーは うちのお店にも置いてありました
残念ながら あまりオーディオが売れる店じゃなかったので壁の飾りみたいな感じでしたが こんなに高かったのですね@@;
ところでヤマハのスピーカーって音がおとなしくありませんか?
何となくそんなイメージがあります…(詳しくありませんので気のせいかもしれませんが)
今使っているノートPCにはヤマハのスピーカーが付いています
小さいスピーカーなので音には満足はしていませんが悪い音ではないと思っています^^
パッシブスピーカーですからアンプが必要になります。今とっかえひっかえ試聴中してます。
クラシック好きには全く勧められない音作りですね。ローがスッパリ切れレゾナンスにも癖がある。
自作の偽JBL(10cmフルレンジ一発)のほうがよっぽど汎用性に富んでます。効率も低めです。
ですが仰せの通り、カワイイは真理/正義/絶対善です。奥行きも浅くてプロポーションもなかなかです。
この子に似合うソースを探し現在CDが大散乱。いまのトコ、アンディサマーズのソロが似合う気配。
キャラでいったら黒ゴスで不器用ででもナイスバディ……誰になるだろう。そっちも思考中です。
ちょっと気になってググってみました>NS10MM
お値段的にもなんとか手が出せる感じですね。
(アンプかDAC必須なのでしょうか?)
そうそう、「かわいい」は正義です!