Nicotto Town


シン・ドラマ汁


2020年10月期ドラマ総決算ほぼ完全版

2020年10月期のドラマ総決算です。
今年は大河ドラマがまだ終了していないため、含まれておりません。



ドロップアウト組
●該当作品なし


佳作ショートドラマ
●30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい テレビ東京 木曜深夜1時~
ショートドラマにはもったいないくらいの優秀な恋愛ドラマだったけど、原作がBLだけあって出てくる男性のほとんどがゲイというのには多少閉口した。
※恋愛ドラマ賞/助演男優賞(町田啓太)

●閻魔堂沙羅の推理奇譚 NHK 土曜夜11時30分~
一応きちんと推理物にはなっていたのだけど、1話完結と2話完結のタイプがあって、1話完結は推理してる暇がなかったのは残念。中条のキャラが独特で、演技力の有無がわからなかったのは何とも言えなかった。





●8位
姉ちゃんの恋人 フジテレビ 火曜夜9時~
見るつもりはなかったけれど、番宣に影響されてつい見てしまい、なんとなく完走。ひよっこ主演の有村と脚本の岡田惠和という組み合わせで、ひよっこの悪いところが結構出てた内容だったと思う。悪くはないけれどほぼ心に残らず、たまに際立ったところだけ覚えてる感じ。姉ちゃんの…ってくらいだから弟の話ももっとやるかと思ったら、弟で目立ってたのは長男だけだったのも残念。登場人物たちはほぼマスクをしておらず、平気で飲みに行ったりパーティーしたりしてて、これはコロナ禍の3波が来なかった、もう1つの平和な世界の物語だと思わないと、見ていられなかった。


●7位
共演NG テレビ東京 月曜夜10時~
見るつもりはなかったけれど、なんとなく完走してしまったドラマ。芸能界に身を置いて長い秋元の、テレビ業界をえぐるようなストーリーが面白かった。結局主人公たちは結ばれず、なんであんなのと結婚したんだと思うような妻と元通りという無難なオチなのはつまんなかったけど。あと刃傷沙汰でドラマが放映できるかどうかという終わり方も、尻切れトンボ気味で、蛇足だったんじゃないかと思う。別れのキスシーンできれいに終わった方がよかったのでは。


●6位
科捜研の女 Season20 テレビ朝日 木曜夜8時~
今期は1シーズンといつもより短め。そしてその前の半年間、内藤が出ずっぱりだったせいか、土門の登場シーンが少なく、その分蒲原の活躍が目立ったシーズンとなった。その分最終回ではメインだったけど。他にもレギュラー入れ替えもなく、新レギュラー登場もなく、いつもの科捜研安定。20年目で突然の映画化発表はかなり驚いた。何故このタイミングで映画化? 中高年層しか見てない科捜研の映画、果たしてヒットするのかどうか…


●5位
七人の秘書 テレビ朝日 木曜夜9時~
あのドクターXの中園ミホが描く、現代の必殺仕事人みたいな新機軸のドラマだったが、メインキャストが多かったせいか、ドクターXほどお笑いの要素がなく、政治や社会問題がテーマだったからか、スッキリ感もイマイチ。やはりこういう荒唐無稽なドラマは、どれだけ最後に溜飲が下がる思いをさせるかで、視聴感が違ってくると思うのだが。ドクターXでは癒しの存在だった岸部一徳に悪役をやらせてしまったのもミスキャストだと思う。面白くないことはなかったが、期待ほどではなかった。


●4位
極主夫道 日テレ 日曜夜10時半~
面白くないことはなかったのだけど、期待が大きかっただけに、イマイチ感が拭えず。原作は短いストーリーの連続なので、45分ほどのドラマに仕上げる苦労を感じた。あとかなりがんばってたけど、やっぱり線の細い玉木がバリバリの極道というのに少し違和感。志尊も可愛すぎるし声も高めで全然迫力ないしw 一方滝藤の広島弁の再現力にはびっくり。ちらっとしか出てこなかったけど、水野美紀との探偵が早すぎるコンビの息の合い方は流石。もうあの2人だけずっと見てたかった。
※コメディー賞/助演男優賞(滝藤賢一)


●3位
エール NHK 月~土曜朝8時~
久々に男性が主人公ということで心配はあったが、窪田も二階堂もとにかく演技が上手で、朝からいいもの見させてもらったという感じ。特に吹替なしで声楽にチャレンジした二階堂には頭が下がる。最近演技がくどくなっていた窪田にも、引きの演技が戻ってきたし。コロナ禍による中断、2週分カット、志村けんの逝去など、逆境は多々あったが、最後まで完走できてよかった。2週分カットのせいで、晩年はあっさり終わって物足りなかったけど。ドラマ内ではその声を披露することがなかった岩城役の吉原の美声には本当に驚いた。
※ヒューマンドラマ賞/助演女優賞(二階堂ふみ)/音楽賞


●2位
危険なビーナス TBS 日曜夜9時~
1つの事件をじっくりと描くタイプのミステリーで、多少グダったこともあったが、毎回少しずつ謎が解けて行き、最終回での楓の正体と真犯人の意外性もよかった。とはいえミステリー見慣れてる身としては、あの人かあの人の妻もしくは両人ともが犯人だと意外だよな~と思ったこともあったので、さほど裏をかかれた感はなかったかも。弟の行方不明の真実もスッキリ腑に落ちて、最終回はかなり満足。でもあの看護師の蔭山はちょっと可哀想…。動物病院どうなってしまうのだろう。
※ミステリー賞/特別賞


●1位
タリオ 復讐代行の2人 NHK 金曜夜10時~
往年のトリックを思わせる、はっちゃけたミステリーで、かなり好みだった。浜辺がこんなに生き生きとコメディエンヌをこなしてくれるとは意外だった。岡田も怪しげな詐欺師をかっこよく演じていたけれど、さすがに阿部寛には及ばなかったかな~。もうちょっと崩してくれてもよかったように思う。ストーリーの方は、オチが見えちゃうことも多々あったけど、詐欺師の手法がいろいろと分かったのはよかった。
※大賞/ミステリー賞/特別賞/主演女優賞/脚本賞(蒔田光治)




今期も見る予定になかったドラマまで見てしまい、ショートドラマも含めると10作品と多くなりました。そしてやはり心に残ったドラマは少なめ。このドラマは誰が見ても面白いから絶対見て!というようなオススメドラマがないのです。1位のタリオは、私が好きだったトリックの脚本を書いていた蒔田氏による脚本だったからツボにハマったのであって、懐かしさと嗜好があいまっての順位ですし、危険なビーナスはミステリーなので、ミステリー好きでないとちょっときついかなと思いますし、まぁでもビーナスの方が一般向けかなとは思いますw 3位のエールも出来はよかったのですが、やはりコロナ禍の割を食ってしまったかなと。2週分カットがなければまた結果も違っていたかもしれません。極主夫道七人の秘書は期待に負けた感じです。
全体的に見ると、視聴率は恐らく相棒を抜いて七人の秘書がクールトップ。直前まで放映していた半沢が祭状態だったので、どうしても根気が低調に見えてしまうのは仕方ないと思います。視聴率が10台後半まで食い込んだのが、相棒七人の秘書という中高年向けのドラマしかなかったということは、全年代にウケたドラマがなかったということでしょう。他のドラマで僅かに聞こえてきた話題と言えば、この恋あたためますかのコラボスイーツの話だけですからねw
来期もあまり視聴率をとりそうなドラマは見当たらないです。話題はゾンビドラマがかっさらいそうですが、ウケるかどうかはまた別ですからね。今期は完全にコロナ禍を見据えた作品が多く、撮影現場もピリピリしてたでしょうし、そのため全体的に元気がないのかもしれません。早く普通にドラマを楽しめるような世の中になってほしいと、願うばかりです。

アバター
2021/01/14 18:50
テレビがまだなくてラジオが主な時代は、ビジュアルよりも声が大事だったので、
流行歌の歌手といえども音大卒や声楽家くずれの人が多かったようですね。
その時代の人からすれば、今の歌手はへったくそばっかりに思えるでしょうw
イヨマンテの夜を歌った吉原さんは、ミュージカル畑の俳優さんのようです。
エールには山崎を初めミュージカル俳優さんがたくさん出てましたね。
純粋なミュージシャンではなくミュージカル俳優が多かったのは、演技も必要だったからでしょう。
危険なビーナス、面白かったですね。
あまりゲスト出演がなかったので、レギュラー陣が豪華でした。
まぁあの枠はTBSの看板枠なので、大体豪華キャストではあるのですが。

日本は保険制度があって日常の医療面では手厚いのですが、
新薬の部門では他国にかなり遅れをとっていますね。
これというのも学術関係にあまりお金をかけていないからだと思います。
優秀な研究者が優良な環境を求めて海外に流出する傾向があるようですし。
それでも日本の研究者たちも、できる限りがんばっているように見えます。
今後に期待したいところですが、まずはこの冬を何とか乗り切りたいですね。
アバター
2021/01/14 00:27
miumiuさん、こんばんわ。こちらの方こそ大変ご無沙汰していてすみません。
エールはよかったのですが、最後があっけなかったのと、撮影途中で志村けんさんが亡くなられたこととか
そこへ持って新型コロナとかで、だいぶ撮影が遅れたことが惜しかったと思いました。

ただ最後に、イヨマンテの夜を歌われた方も音楽の専門を踏んでいる可能性が強いと思いました
普通はあのような声が出ませんからね。
モデルになっている伊藤久男さんは、今の武蔵野音楽大学出身だったと思います。

長崎の鐘は、藤山一郎さんが歌われていてこの方も今の東京芸大を出ていたと思います。
当時はどうも、音楽大学出身者で専門を踏まれた方達が出ていたように思いますね。

危険なビーナスの見ていましたよ。ミステリーが好きなわけではないのですが
何か吉高由里子さんがどういう立場の人なのか、見ていくうちに色々と興味を持って
見るようになりました。かなり面白かったですね。

コロナが少しでも早く収束してほしいと思いますね。
ワクチンは日本の場合は特に国会が予算関係を握っているために
出来るまで何年もかかりますからね。技術的には優秀でも今回の場合は
ちょっとスピードが欲しかったですね。

お互いに健康に気をつけましょう。これからもよろしくお願いいたします。



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.