Nicotto Town



「海と波乗り達と彼女」の最終話


「エピローグ」 


サンフランシスコ・49ers、
チーム名はサンフランシスコを中心としたカリフォルニア一帯で 
起こった砂金の採掘で一攫千金を狙った採掘者の殺到を示
ゴールドラッシュで、 1849年に特に採掘者が急増したことから、 
年号にちなんでそうした人々を“forty-niner(49er/49年組)” 
と呼んだことに由来したものだ。 
カリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリアの 
サンタクララ市・リーバイス・スタジアムに本拠地をおくNFLチーム。 
NFC西地区に所属している。 
入団した年から僕は、右ワイドレシーバーとして活躍した。 
契約金10億円、3年間の年俸が10億円、出来高 ボーナスが5億円 
6社のスポンサー 契約20億円 3年間で稼いだ。 
惜しまれながら僕は引退してスタンフォード大学院に戻った。 
カーコを誘ったがまだ目的が達成できてないので CIA に残ると言った。 
テロとの戦いは、終わりがない.。 
彼女との関係を思い出にしたくない。 
僕は、考えた末にある方法を思いついた。 
 
大学院で一緒に学びながら、CIAのためにドロシーを使って 
テロ撲滅システムを構築することをカーコに提案した。 
CIA はそれを許可した。 
条件は、僕もCIA に入ることだった。 
僕は、再びカーコと一緒に暮らすことができた。 
寮ではなく CIA がサンフランシスコに家を用意してくれた。 
CIAと連絡が取れる通信システムと高性能のパソコン、 
大型モニターが、5台送られてきた。 
この部屋は、僕たち以外誰も入れないように セキュリティシステム万全にした。 
僕は、サンフランシスコ・49ers の花形選手から大学院生とCIAの 
二足の草鞋を履くようになった。 
アメリカの博士課程を修了するのに必要な期間は、通常5年間。
僕は、大学院で限りなく人に近いロボットを 
作るためにSchool of Engineering(工学部・大学院)でロボット工学を学んだ。 
ヒューマノイド(人間型)・ロボットの研究。ロボットの研究開発では、
センサー、アクチュエータ(作動装置)、 
コントローラなどを組み合わせたシステムを、 
機械工学や材料工学、情報工学などさまざまな分野の知識と技術で
統合していくことになります。
ドロシーの肉体を作る作業に没頭した。 
僕が、ヒューマノイドを造る理由がある。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖災害地震の
津波の影響で、 地震から約1時間後に遡上高14-15 mの津波に襲われた。 
東京電力福島第一原子力発電所は、1-5号機で全交流電源を喪失した。 
原子炉を冷却できなくなり、1号炉・2号炉・3号炉で
炉心溶融(メルトダウン)が発生。 
大量の放射性物質の漏洩を伴う重大な原子力事故に発展した
いわゆる福島第一原子力発電所事故だった。 
1号機の核燃料はほぼ全量が熔融落下していることが分かった。 
核燃料は圧力容器の底から格納容器へ漏れ出たとみられる。 
また2号機では7割以上が熔融落下していることが分かり、 
2016年7月、落下した燃料の大部分が圧力容器の底に残っているとみられると分かった。 
また2014年の東電の解析によると、3号機では核燃料の大部分が圧力容器の底を突き破って 
格納容器へ落下したとみられる。 
人間の手では、作業が出来ないところを 、
高放射線量環境でも作業できる原子力災害ロボットを造ることが最大の目標だった。 
3年かかって完成させた 。 
サンフランシスコ・49ersの契約金で会社を作っていた。 
この会社で特許を取った。 
原子力災害ロボットの特許を日本政府に売却した。 
これで開発が進んでいる、日立製作所に、作らせた。 
長年の夢だった原子力災害ロボットが完成した。 
核燃料の取り出し作業が、進んだ。 

爆発物探知ロボットと処理ロボットを僕は作った。 
特許を取ってゼネラル・エレクトリック社に売却した。 
テロ犯罪防止のために 大いに役立った。 
カーコも喜んでくれた。

テロ撲滅システムの構築は、カーコが、ドロシーと一緒に作っていた。 
高性能な完全非接触マルチ生体認証システム。 
指紋や静脈、顔や虹彩など身体の形状などで人物を照合するのが 
生体認証(バイオメトリクス認証)と呼ばれるシステム。 
指紋、静脈、顔、虹彩の形状は人それぞれ固有のものとされることから、 
その特徴をデータ化することで高精度な認証が可能です。 
テロリストの情報を入力しこのシステムで 追いかけることができる。 
道路交通システム公共施設等の監視カメラに 
これを標準装備してテロリストからの被害を未然に防ぐ。 

卒業論文を仕上げて 5年間の大学院を卒業した。 
同時に 僕とカーコは CIA をやめた。 
そして僕たちは、ハワイで結婚式を挙げた。 
披露パーティーはニューヨーク・サンフランシスコ ・ハワイ・日本4箇所でおこなった。 
ニューヨークでは、過去の高校時代の友達 CIAの仲間が、祝いに駆けつけてくれた。 
サンフランシスコでは、スタンフォード大学、サンフランシスコ・
49ersの アメリカンフットボール関係者、 
大学の友人達多くの人が祝いに駆けつけてくれた。 
ハワイでは、結婚式を挙げて僕の家族、ハワイのホームステイ先の
デビットと奥さんのモアナ娘で同級生のアメリアと、
ノースショアのボブもデビットと高校時代の友人サーフィン仲間が、
祝いに駆けつけてくれた。 
日本では、家族、中学生時代の同級生や仁と猛も、祝いに駆けつけてくれた。 
「海くん、ありがとう」
「我が儘ばっかり言ってごめんなさい」
「私を幸せにしてください」
カーコのプロポーズの言葉だった。
                            完 

最期まで読んでいただき、感謝します。
2020年中に書き上げれた^^
文字数29,259文字 400字原稿にすると75枚くらいになるのかな?
(余白もいれて)
MAGNETという投稿サイトにまとめています。
https://www.magnet-novels.com/novels/66618




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.