藤井風 帰ろうの歌詞が深い
- カテゴリ:音楽
- 2021/01/24 09:48:42
藤井風さんの「帰ろう」の素敵な歌詞に感銘しました。
ちょっと聞きますと、
もうすぐ命が尽きてしまう人が
前向きに気持ちを整理している歌のように聞こえます。
まあ、そう受け取っても、素敵な歌詞なんですけど。
しかし、
「ああ、今日からどう生きていこう」
という最後の歌詞の明るい感じに、「あれっ、死なないの?どういう結論?」
とびっくりして、ちゃんと聞きなおしてみました。
そうしましたら、もっと深い意味があるのではと感じました。
もし自分が死ぬことになって、
大切な人とお別れしなくてはならなくなったら
どんな気持ちになるかを具体的にシミュレートしているのかなと感じました。
そうなったら、持って行けるものは何もないし、
人と競争したり、揉めたりしてもあまり意味のないことに感じます。
死ぬ時の事をしっかりイメージし続けて、生きることができれば
神様のような、人間を超えた生き方ができるのではないか
というメッセージを感じました。
そんな生き方をすれば、毎日がどう変わるか、楽しみだな。
つまり、「帰ろう」というのは、
「人に与え、人を許す、さわやかな生き方に帰ろう。」
「ああ、今日からどう生きていこう」、生きるのが楽しみになったな~
ということではないかと思いました。
聖書の
「持ち物を売って、憐みの施しをして、尽きることのない宝を天に持ちなさい」
という言葉を思い出しました。
若いのに、すごく深い哲学的な歌詞を書けるものですね。
でも、考えてみれば、どのシンガーソングライターも、
若いころの歌詞のほうが深いかもしれませんね。
そう考えるとすごくいい歌詞ですよね。
久々に、カラオケを歌えるように歌詞を覚えてみようか
という気持ちになりました。