筋電義手の現在
- カテゴリ:日記
- 2021/02/10 08:34:06
体表に現れる微弱な筋電位を検知して動く筋電義手というものがあります。
子ども向けのリハビリ拠点が厚木の病院にできるという報道がありました。
初年度予算3000万強、僅かではあるが、こういう流れは推進してほしい。
下肢欠損の知人が数名いた。単車事故で右脚を失ったT君はドラマー、
ジーンズ姿では「ちょっと脚が悪いのかな?」程度にしか見えなかった。
スタジオの後に我が家に来て、義足を外し接合部のマッサージをするのが常。
満州帰りのSオジサンも右脚だった。義足の違和感を嫌い松葉杖を愛用、
夏はいかにもテキ屋らしく、鯉口シャツにステテコでドカンと胡坐をかく。
切断面のツヤツヤした皮膚が好きで、幼い私はよく触らせてもらったりした。
義肢(昔は補填具といったかな)の進歩に注目するのは彼らのおかげでしょう。
実用に足る筋電義手は海外の一社が事実上市場を独占しているらしく、
非常に高額なうえ、自立支援法の対象外。研究は国内でもやってるそうですが。
地方税は一円でも安いほうがいいけどね、こういうことに金使うのは歓迎ですな。
手が欠損したまま生まれる子供が県内でも年に20人くらいほどらしい。
五輪組織委会長の些細な失言イジメより、こういう報道に注目してほしいもんです。