「落日」を読んで
- カテゴリ:日記
- 2021/02/20 13:43:00
湊かなえさんの「落日」
一貫してのテーマは、「夕陽を見ると気持ちが落ち着く」
主な登場人物は「海の夕陽が好き」なので
このタイトルになったのかと思われる。
はじめは2パターンで進行して、徐々にかかわりができ
最終的に一つの物語になるという感じでした。
2019年の発行なので時勢を感じさせる。
家庭内や学校における暴力、いじめもあって
かつ、昭和時代を感じさせる古いものも登場し
ちょっと懐かしさも感じられる内容でした。
幼き記憶の一コマからある事件をきっかけに、
親子の絆、学校生活、若者の悩みなど、
それを克服する過程が繊細な心理描写となって
これからどうするのだろう?どうなるのだろう?と
サスペンスドラマのように読書意欲をそそってきます。
映画監督になった女性と脚本家の卵の女性が
最後は事件を映画化するのだが、なぜか
本当に存在する物語のように
その映画を見たくなってしまった。
最初の「渋沢栄一 上下」は自費で購入しましたが、他は公民館です。
新刊はあまり予算がないとのことで、在庫は少ないです。
古い本でもいいし、市の図書館に行ってもいいかと思っています。
ハイペースと言えばそうかもしれませんね。
選んだ本がどうも意欲をそそるような内容なので、ついつい読みふけってしまったのです。
今日は昨年の本屋大賞の1冊を借りてきました。
楽しみです。
本当は読書よりやらねばならないことがたくさんあるのです。
でも、やる気が・・・
ぷ~は小説は買わずに、図書館派なので
現状図書館閉鎖で、ずっと行っていない。
最後に行った時、最初の宣言前だったので、
返却はいいので、そのまま持っていてくださいというレアな事態。
その後予約制で開館していた時期もあったけど
漠然と棚を見て決めたい人向きではなくて
結局春からずっと行けないまま、また閉館でしょうね。
確認してないけど、たぶん。
また減少スピードが鈍化してるみたいで、いつになるんでしょうね。
ワクチンが普通に接種できるまでには、だいぶかかりそうですし。
こんな状態でオリンピック開催できるのかな~