【映画】私の叔父さん
- カテゴリ：映画
- 2021/02/20 17:12:03
先週、高円寺から吉祥寺まで散歩した。お昼ごろに着いたので、喫茶店でお昼ごはんを食べた。昔懐かしいポスターやメニューが壁のあちこちに貼られているごちゃごちゃしたお店だが、次から次へとお客さんがやってくる。
年配のご夫婦、若い女性のグループ、男性の一人客に、男性のカップルと多種多様だ。客層の広さが、お店が長く続く秘訣だろう。日替わり弁当を頼んで、大盛無料と書かれていたのでお願いしたら、バランスを失うくらいご飯が大盛りになってやってきた。
メインは生姜焼きだが、切干大根、イカと里芋の煮物、玉子焼きなどなど、おかずもたくさん入っている。しかし、他のお客さんの注文を聞いていると、圧倒的な人気は、ナポリタンとオムライスだった。ナポリタンの大盛りは、ヘルメットくらいの量だ。喫茶店に入ったのだから、ナポリタンにすべきだったと後悔する。
ランチは、大盛り無料で珈琲も付いている。さらに、＋100円でハンバーグやポークジンジャー、から揚げなどの小さなサイドディッシュも頼むことができる。孤独のグルメにも登場したみたいだ。
https://www.youtube.com/watch?v=9OobtEBUWUs
満腹になり、井の頭公園に向かっていたら、讃岐うどんの看板を発見。伊吹島のいりこ出汁と書かれている。しかし、満腹でお腹に余裕がない。井の頭公園を一周して、ジブリ美術館まで歩き、腹ごなしをしてから食べることにした。
しかし、1時間にも満たない時間では、満腹気分は消えなかった。やむを得ず、満腹気分で、ごぼ天うどん（500円）を頼む。かけだと360円。食券を買って、店員さんに渡すと、トッピングされたうどんがが出てくる。立ち食い蕎麦屋のスタイル。
美味しい、美味しいのだが、食べるのが苦しい。ごぼ天も一個でいいのに五個も入っている。いりこ出汁の本格さぬきうどんなのに、味わうことができない。後悔しきりである。
その反省を生かし、今朝、再び吉祥寺まで散歩にでかけた。前回は、目的もなくフラフラ歩いてしまったので10kmほどの道のりになったが、今日は、井の頭通りを一直線に進むことことにした。約6km。大幅な短縮だ。
この精神はビジネスにも活かすことができる。ゴールを明確にしておけば、余計な労力とコストをかけなくて済む。部下に、店に入ってからメニューを見て悩むな、店に入る前に頼むものを決めて置けと強く指導することにしよう。
1時間ほどで吉祥寺についた。舞茸天うどん（550円）にする。麺は少し太めで、いりこ出汁が効いている。美味い。丸亀製麺所を運営するトリドール系列の店だが全国に数店しかなく、公式HPにも掲載されていない。丸亀製麺所で、なんちゃって讃岐うどんを普及させてしまった贖罪に、本格派の讃岐うどん屋を密かに展開しているのだろう。
満腹になったので、昼寝のためにパルコの地下にある映画館に入った。デンマークの映画「わたしの叔父さん」。主人公のクリスは、家族を失い、叔父に育てられた。高校生の時に叔父の身体が不自由になり、叔父の介護と50頭の乳牛と農場の世話を続けてきた。
27歳になり、初めての恋、一度は諦めた獣医なる夢を思い出す。しかし、叔父や農場の世話のことが、頭から離れない。叔父のことが心配で、クリスは初デートに叔父を連れて行ってしまう。そんなクリスに自分の人生を歩ませようとする叔父。一度は、自分の道を歩もうとしたクリス。幕は突然おり、理屈ではない、人としての生き方に余韻が残る。
クリスを演じるイェデ・スナゴーは、女優になる前は獣医。叔父を演じるペーダ・ハンセン・テューセンは、イェデの実の叔父さん。酪農家で演技は初めて、映画の舞台も叔父さんの牧場。インデペンデントのマイナーな作品だが、何気ない日常の中にユーモアや悲哀を交え、東京国際映画祭のグランプリを受賞した。昼寝をする予定だったが、眠る暇がなかったいい作品。
https://www.magichour.co.jp/ojisan/index.html
映画の中には、繰り返し、食事の風景が描写される。朝も昼も、毎回、同じ食事。クリスは、コーンフレークに牛乳をかけて、おじさんはマフィンにバターとヌテラ。お昼は、パンにペースト。夜は、パンにミートボールやソーセージ。質素。
デンマークやオランダのようなプロテスタントの国は、食事は栄養補給で楽しむという発想がない気がする。デンマークは、若い頃に一度しか行ったことがないが、お昼はキッチンカーのホットドックで、夜は、レストランが全然なくて、入った店でも、惹かれたのは、ドイツ風のシュニチェルしかなかった。
おそらく、デンマークには、6km歩いてうどんを食べに行くような食いしん坊はいないのだろう。
そんな上品なのは、しっぽくうどんではありません。こんな風に、こんもり具沢山でないといけません。
https://www.kamada.co.jp/recipe/list/3183
新潟ののっぺは、上品な煮物みたいですね。うどんは、ワイルドでないといけません。
そうですか・・・しっぽくといえば→卓袱料理
富美家が出してる「しっぽく」はそれほど具沢山ではないなぁ～？
新潟の「のっぺ」←うどん抜きのしっぽくうどん・・・かな？
ほうとうは作ったことがないです。香川はには、しっぽくうどんという具沢山のうどんがあるのです。大根、人参、お揚げが必須で、里芋や鶏肉が入っていたりします。醤油味のだし汁です。冬の名物ですね。
流行った時、食べました。
あの手のものの中では「ナン」が好き♪
香川県が仕方なくうどんを・・・そうかもしれませんねぇ
「ほうとう」は完全にそうですね！
「ほうとう」作ります？私はカボチャがグズグズぐちゃぐちゃ・・・バラバラになるのがなんだか汚くてねっとりすればカボチャでなくてもよいかなと「里芋」入れます。
本当は、お米を食べたいのです。お米がとれないから、仕方なく蕎麦で我慢をしているのです。昔の香川県民も仕方なく、うどんを食べていたのでしょう。その悔しさが、美味しいうどんやそばになったのです。ブルターニュ地方も小麦がとれなかったので、ガレットですね。
誰かが言ってましたが→蕎麦はやせた土地の作物でしょう？
大阪の人だったかなぁ「蕎麦は貧乏人の食いもんだ」と失礼なこと言ってたのは・・・？
蕎麦は「粋な食べ物」だと思うけどなぁ～？
そうなのです。一仕事したら、お腹が減ってくるのです。お腹を減らすために、仕事をしているようなものです。そして、「さ～てさて、何からいこう」、「そう、きましたか」、「あ～こういうの好きだな～」と言いながら食べます。お酒が飲めないところも似ているところです。
覚えておきます＾＾
『孤独のグルメ』のファンなので、時々借りてくるのですが…
だんだん、沖人さんとゴロウさんがダブってきました。
本能に忠実な姿勢、、これからも応援します(^.^)ノ
ずっと、日常生活の描写が続き、大きなイベントがあるわけではありませんが、心のひだが分かりやすく提示されていきます。監督さんが、小津安二郎をリスペクトしているので、穏やかに描いているのでしょう。悪役やいい人のステレオタイプではない、普通の人々が描かれる品のいい作品でした。
それでもなんとか食べると味わえなくて残念とかありますよね。
リベンジ本格讃岐うどんで満足なによりです。
映画はいかにも寝てしまいそうな田舎ののどかな内容なのに、寝る暇なしとか、
かなり凄いと思いました。
うどん派は間違いないのですが、蕎麦も嫌いではありません。以前は、お昼は毎日、会社のビルの中の蕎麦屋に行っていました。うどんと蕎麦は、良きライバルで切磋琢磨する関係ですが、花まると丸亀なら花まるなのです。出汁が少し甘いのが合わないのです。
るるもさん
携帯のない昭和の時代、外回りのサラリーマンが仕事をさぼって昼寝をしたり、暑いなか涼みに休憩したりする場所が、映画館だったと思います。昭和をこよなく愛するので、1900円払って居眠りしてしまうのです。日本は、野菜もお菓子もバラエティーに富んでいるのが凄いところです。山崎製パンが年間に出している新製品は1000種に及ぶそうです。
映画館に入って、お昼寝しようなんて問題外の気がしますが^^；
日本はやっぱり、食文化は高いですよね。海外に行ったことがないけれど。
子供用のチョコやスナックだって、美的にもおいしさも優れていると
思います。海外のお土産の食べ物で美味しいと思った事がないです^^；
デンマークの食いしん坊さんは日本のカップラーメンを食べているのでしょう。
「山賊焼き」は私も惹かれました。
「丸亀製麺」「はなまるうどん」両方行ったことあるけど→私は丸亀製麺！
コンビニにナポリタンが売られていますが、喫茶店のナポリタンがいいですね。と書きながら、喫茶店でナポリタンを食べたことがないです。がっつり系のミックスフライ定食やハンバーグ定食を選んでしまいます。ハンバーグに添えられているナポリタンが多いです。脇役でない主役のナポリタンを頼んでみたいです。
出需品でなくて、必需品です。クリスは美人ですが、お洒落とは無縁です。初デート前に、叔父さんとスーパーに買い物に行った時に、ヘアーアイロンを勧められたのです。髪も叔父さんに切ってもらいます。しかし、ひっつめ髪も似合っていました。
ｍさん
小木曽製麺所をググったら、そば処じゃないですか。小、中、大でも値段が一緒は良心的ですね。トッピングのミニ山賊焼きと期間限定の信州名物すんき蕎麦と炭火焼鳥南蛮そばに惹かれました。信州のお店なんですね。
wineさん
薄いトンカツです。パン粉にチーズを混ぜれば、シュニッチェルです。オリーブオイルで揚げれば、ミラノ風カツレツになると思います。日本のトンカツの方が美味しいと思います。トンカツを食べたくなってきました。
たまちゃん
冒頭から、下着シーンが現われたから、目が覚めたのでしょう。しかし、最初から15分くらい場景の描写だけで台詞がありません。エンドロールの時も無音です。予算がなかったのでしょうか。ちくわぶは、人生で1度か2度しか食べたことがない、キャビアやトリュフに匹敵するレア食材です。三越か高島屋にしか売っていないのでしょう。
つん
デンマークは、世界三大がっかりの人魚姫の像の記憶しかありません。山がないので、山城巡りもできません。うどん屋もないので、食事にも困ります。しかし、映画の中で回転寿司が写っていました。デンマークの人は、ラーメンを食べに、国境を越えて、フランクフルトまで行っていると言ってました。うどん屋よりラーメン屋の方が儲かりそうです。
喫茶店で日替わり弁当？ それは邪道でしょ～
やっぱり、ナポリタンかオムライスにメロンソーダ♪ですｗ
デンマーク･･･どんな国なんでしょう(๑◔‿◔๑)？
海外旅行は食べ物が合わないことが多くて ちょっと苦手なのですよねぇ～＾＾；
どこでもドアがあれば ご飯だけは日本に帰ってこれるんだけどなぁ～
プロテスタントだと、嗜好品がダメだから、質素な食事になるのも仕方ないんですかね。
カトリックなら、神父さんたちもお酒を飲むし、南欧は美食になるのもうなずけますね。
今日、ネットで「ちくわぶ」についての記事を読んでいて思ったんですけど、
ちくわぶこそ、沖人さんにもぴったりなのでは？と。
材料がうどんと変わらないような気がしますし、コシもありますよ。
ちくわぶ大好きなんですけど、何年も食べてない気がする。久しぶりに食べたいな。
小麦文化圏ですが、ラテン系のイタリアやフランスでは、美味しいな食べ物がたくさんあるのに、ゲルマン系のドイツ北部や周辺は、食に拘らない気がします。米より小麦の方が必須アミノ酸が少ないので、いろいろ食べないといけないと思うので料理が発達しそうなのですが不思議です。
wineさん
デンマークの夕食は、「1つのメイン料理からなり、多くの場合ジャガイモと野菜やサラダを添えた肉料理である。家庭では前菜を出すことはほとんどない。」とのことである。マンバのけんちゃんはないけど、じゃが芋のけんちゃんがあるかもしれない。
パスタにしろうどんや米にしろ穀物をとる習慣がある国と無い国があるのかな
いい映画と美味しいうどんと。
最高ですねー(^-^)
喫茶店は、ナポリタンかオムライスですね。ケチャップが決め手です。アルデンテなんて気にしないもちもち感もいいところです。昔のように、喫茶店で珈琲を飲むながら、煙草を吸えなくなったのが、残念なところです。
6kmは1時間かからなかったと思います。いい娘さんなので、介護は嫌がっていませんでしたが、食事の前に、おじさんが手を洗うのを、いつも忘れるので、それには、ブチ切れていました。最後は、恋人より夢より、叔父さん支えていくのを選ぶ、けなげな娘さんです。
どうせ生きていくなら美味しいものをたべたいよね
今日はイカの塩辛を食べ、私の大好物はこれだ！と確信に至った
ふふふ
パンに、レバーペーストを塗って、その上に胡瓜をのせるのが、デンマーク人のオープンサンドポリシーらしいです。じゃがいもがたくさん採れるので、映画の中でも、じゃが芋を20個くらい茹でていました。
ホッピーとアルバイト募集の字が目に入ってきましたｗ
ジブリ美術館の前を歩いたことありますｗ
【映画】私の叔父さん、気になりました。
麦畑と空が綺麗だなぁって思ったり、電気ストーブのようなものでパンを焼いてるいるのも印象に残りました。叔父さんが出需品だと言ってるドライヤーに愛を感じたり、字幕「誰かを愛すること 何かを失うこと いつか来る選択のとき」も考えさせられる言葉でした。