卒業式は行われるらしい
- カテゴリ:日記
- 2021/03/20 11:28:43
と思って、調べてみたら、
今年は、首都圏の大学、卒業式を行うところが多いんだ。
まあ、4年生は、
ゼミすら満足に受けられなかった人が多いだろうから、
せめて卒業式ぐらいは…、ということなのかもしれない。
とはいえ、卒業式後の謝恩会みたいなものは中止だろうけど。
…ということは、入学式も行うのかな。
会社も、入社式とか新人研修をオンラインではなく、
会場で行うのだろうか。
いずれにせよ、私としては、
儀礼的なものは、これを機会に廃止したらいいと思うんだけど。
海外の場合、入学式や卒業式、入社式なんてないしね。
「楽しかった」とか「思い出になった」という感想でもわかるように、
日本社会において卒業式は、
みんなが一緒に経験するような季節の儀礼、祭事、お祝い事なのです。
だから、それが今年だけ行われない、私だけ経験できないとなると、
「可哀想」「残念」という感想になるのです。
私は、お祝い事や記念になる事は大好きなのですが、みんな一緒が大嫌い。
だから、自分へのお祝い、人生の区切りだというのに、
一斉に袴姿になり、儀礼的な進行に身を委ねてしまうようなことが嫌いなのです。
一人で歩め。唯我独尊。
アメリカ映画の場合、あれは卒業式というより、学位授与式なのです。
その学位も136単位取れば、自動的に学士に成れちゃうようなものでありません。
日本では136単位集めなければ、学士になれませんが、
その代わり、楽な単位をCの成績で取得し、
ゼミにも参加せず、卒業論文を書かなくても学士になれてしまいます。
アメリカやヨーロッパの場合、
大学での自分の勉強をどこで終えるかは、自分が判断することで、
もう就職しよう、就職できると思えば、
学位なんか取らずに、就職しちゃいます。
ですから、アメリカの大学の中退率は、確か50%ぐらいだったように思います。
逆に学位や資格を取ることを目標にしている人は、
自分にはもう学位や資格を取れる条件が備わっていると判断すれば、
学位論文を書くなり、資格試験を受けるなりして、
136単位をすべて揃えることなく、学位や資格を取得していきます。
ですから、大学での勉強をいつ終えるかは、学生によってバラバラなのです。
従って大学の方も、学位授与式は行いますが、
同学年の大多数が一斉に卒業していくようなことは起きないので、
同学年の大多数が一堂に揃うような卒業式もまた行われないのです。
海外の大学は入学より卒業が難しいから、卒業式に出席できるってすごいことだと思うんだ。
入学式はオリエンテーションくらいでいいと思うけど、卒業は新たなステージへの旅立ちでもあるからお祝いしてあげたいな・・ただ、リハーサルまでして式次第を重視するやり方は一考を要するころと思います。