日本昔話 一休さんの話 続き
- カテゴリ:日記
- 2009/10/15 18:59:08
一休さんの話で、こんな続き話があったので紹介します。
私、知りませんでした。 皆さんは知ってました?
刀のごちそう
昔々、一休さんと言う、とんちで評判の小僧さんがいました。
以前、一休さんに「びょうぶのトラ」でとんち勝負をして、みごとに負けたあの殿さまが、また、一休さんをお城にまねきました。
「一休よ。よく来てくれたな」
「はい。お呼びとあれば、何度でも。して、今日はどのような問題ですか?」
一休さんが聞くと、殿さまは笑いながら言いました。
「アハハハハハッ。用心しておるな。だが安心せい。今日は、そなたにご馳走してやろうと呼んだだけじゃ」
そう言って、殿さまは一休さんに、たいへんなご馳走を出しました。
「それ、遠慮せずに、好きなだけ食べるといい」
殿さまの言葉に、一休さんはお寺では食べてはいけないことになっている、肉や魚も、なんでもパクパクと食べました。
それを見た殿さまが、
「よく、なんでも通る喉だ」
と、感心していると、一休さんが答えました。
「はい、わたしの喉に通らない物はありません。言うなれば、東海道のようなものです」
「よし!」
殿さまは、その答えを待っていたようです。
殿さまは刀をぬくと、こわい顔で一休さんに差し出しました。
「では、この刀をのめ。なんでも通ると言ったのだ。これが通りらんとは言わせぬぞ!」
「はい。わかりました」
一休さんは、刀を受け取ると、急にコンコンと咳き込みました。
やがて咳が収まると、殿さまに言いました。
「たったいま、せきが止まりました。せきも関所も同じ事で、一旦止まりますと、何ものも通してはくれません。どうぞ、あしからず」
「むっ! さすがは一休。今回もよの負けじゃ」
殿さまは一休さんのとんちに感心して、またもやたくさんのほうびを与えました。
おしまい
(福娘童話集 日本昔話より引用しました)
漫画では高貴な人の子供だったようですね
殿様の毎日の生活はつまらない事の連続で、
殿様はきっと刺激が欲しかったのでしょうね。
でも、思うのは、無茶な殿様。
でも、素直ですけどね。
ブログにした甲斐がありました。
よく一休和尚の似顔絵?がありますけど、ひげが生えていて、とぼけたような顔してますね。
何回も再放送してたから ほとんどのお話は覚えてるはずなんですが
刀の話は 覚えてないですね~
ってことは テレビではやってなかったのかな~
カワイイとんちですね
中学の時に歴史で
一休さんが かなり 長生きだったってことを知って
びっくりした記憶があります^^