『ヘッドハンター』と『ゆるキャン』が参考書
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/04/20 18:07:39
貴方が男性で日本語を解する場合、書棚の隅には必ずや、
大藪春彦の『ヘッドハンター』がおさまってます。異論は認めん。
これ、首狩族の話ではなく、ソロキャンプの手引書として大好きです。
大藪を銃器と車とバイオレンスと思ってる貴方、間違ってます。
晩年の『アスファルトの虎』シリーズは健康食レシピが満載だし、
『ヘッドハンター』はアウトドアマニア垂涎のアイテムカタログ本です。
レッドウイングのブーツ、フィルスンのバックパッカーパンツ、
エディバウアーのダウンベスト、ペンドルトンのウエスタンシャツ、
ガーバーのナイフにコールマンのランタン……往年の超一流ブランドばかり。
お値段も超一流だから若い頃は何も手に入れられなかったけど、
『汚れた英雄』みたいにワーゲンのバンか単気筒のバイクで、
単独行に行きたいという気持ちはあったんです。
野望が叶いそうなので、他にも参考になりそうなものを探したら、
ブームの火付け役『ゆるキャン』がなかなか勉強になることを発見。
私みたいな初心者がやりそうなミスの話もあって、ナルホドーと頷いた。
彼女達を主人公にしたキャンプ初心者向けムック本も売られていた。
女子高生だから金銭感覚が庶民的なのも大変親近感がわきます。
980円のテントを張ろうとしてフレーム折る場面で大爆笑した。気を付けよう。
注文した品物はまだ一つも到着してないんですけど、
本やアニメで脳内シミュレーション、不足しそうなものをリスト化。
デビューが庭でも蚊取り線香や虫よけは必要だな……メモる。
単車見つかるのが待ちきれず、スクーターで出かける準備までしてる、
叔母夫婦の住む市にキャンプ場があったのでデビューはそこにするか。
でも富士山麓も本格的でいいな。いや、海辺なら釣りもできるよな……。
杉田淳も志摩リンもソロを好んでいる。孤独を友とするのです。
体力が心配なので、山道散歩に加え腹筋と腕立ても再開した。
……こういう爺、いそうですよね。ブームに乗せられやすい年代ゆえに。