Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


1018番: さすらいの青春(87上)

【87上】
Coffin, sa blouse relevée  et roulée autour de la ceinture,
embrassait la colonne de fer qui soutenait la poutre de la
classe et commençait de grimper en signe d'allégresse.
Mais  M. Seurel refroidit tout le monde en disant :

   « Allons !  Ce sera Mouchebœuf.»   
 
  Et chacun regagna sa place en silence.
             
                       
             ——訳——   
シャツのすそを引き上げ、それを腰に巻いたコファンは
教室の梁を支える鉄柱にしがみついていたが、よじ
登り始め、歓喜のゼスチャーをして見せた.
しかしスーレル先生は、こう言ってみんなを
落ち着かせた.

 「それじゃあ、ムッシュブフにしよう.」

それでみんなそれぞれ、黙って元の席に戻りました.


           《語句》
Coffin [コファン] 男子名   
relevé(e)(形)持ち上げられた、高くなった
 < relever (他)上げる、持ち上げる、まくり上げる                 
roulé(e)(形)  丸くなった
autour  ~の周りに   
ceinture (f) ベルト、帯   
embrassait (半過去) < embrasser (他)キスする、抱擁する      
colonne (f) 柱   
soutenait (半過去)(他) 支える   
poutre (f)[プートル](建築用語)梁、桁   
grimper {グランペ}(自) よじ登る、はい上がる
allégresse (f) 歓喜、歓呼     
refroidit (単純過去)<refroidir (他) ~を冷たくする
   refroidir du café コーヒーを冷やす-
 (人の熱意を)冷ます、(興味を)そぐ
 Son arrivée refroidit l'atmosphère.
  彼(女)が木て、座が白けた.  
regagna <regagner (他) ①取り戻す
   regagner del'argent 失ったかねを取り戻す
   ②戻る、再びたどり着く、帰る
      Chacun regagna sa place en silence.
       各人自分の席に黙って戻りました.
              

    ≪文法≫
今回も、分詞構文くずれの、カケラみたいなのが、
出てきました.
それがこの文.
Coffin, sa blouse relevée  et roulée autour de la ceinture,
embrassait la colonne de fer qui soutenait la poutre de la
classe et commençait de grimper en signe d'allégresse.

主語のCoffin(コッファン君)とその述語動詞embrassait
(抱きついていた)の間にそのカケラが挿入されていま
す.これがそのカケラ
 sa blouse relevée  et roulée autour de la ceinture,
直訳すると、引き揚げられて、腰の周りに巻かれた
彼のシャツ
となりますが、実は単なる、単語の羅列ではなく、
魂魄が入っています.述語、補語の関係が成り立って
います.「述補構造」とでもいうのでしょうか、

A「彼は(コッファン君は)自分のシャツ(の裾)を持ち上
 げて(たくし上げて)腰(ベルト)の周りに巻いて」

という血脈の通ったカケラです.  relevée もrouléeも
過去分詞なんだけど、隠れた主語(par Coffin)を想定
して、過去分詞relevée を能動的に訳します.

もう一度、はじめの文の骨格を見ますと、
B「コッファン君は教室の梁を支えている鉄柱に抱きつい
  ていたが、よじ登って歓喜のサインをしようとした.」
  
BにAを挿入して

「コッファン君は自分のシャツの裾たくし上げて腰の周りに
 巻いて、教室の梁を支えている鉄柱に抱きついていたが
 よじ登って歓喜のサインを送ろうとした.」

となります.
コファン君の名は棺桶を連想させないよう、コッファン君
にしたほうがいいかもしれません。

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2021/05/09 15:28
5月は恋の吹き流し・・・
ムクドリが来るのですね. こちらでは、ムクドリの親戚のヒヨドリがたまに我が家のベランダにやってきます.
でも近所は、ネコが多いから、うかうかしてたら、やられてしまいます.我が町は季節感のない
野暮な町だからなあ.
ツートンカラーのお顔の季節ですね.
まあ、みんな同じ条件でしょうからいいじゃないですか.医療現場の方々にはみんな敬意を表しています.
きにせずどうぞ、しっかり対策なさってください.コメントありがとうございました. 
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2021/05/09 15:16
ドイツ語文字入力ではyとzの位置が入れ替わるので、うっかり入力ミスをたってしまう可能性も
あります.おすすめは、とりあえず、ドイツ語とスペイン語を両方取得して、スペイン語文字入力で
やる方法. ウムラウトは二度手間ですが、キーは基本的に通常位置です.
エスツェットがないので先にドイツ語入力で ß を ガバガバ取り入れておいて切り取って使います.ßßßß
スペイン語キーボードからウムラウトを出す方法は、シフトを押しながら、* (Lから右2詰め)を押し
それからウムラウトにしたい母音字を押します.ぼうしとよばれるアクサンスィルコンフレックスは
シフトを押しながら @ を押し、それから母音字をおします.母音上のアクセント記号は@を押してから
アクセントをつけたい母音を押します(右下がりアクセント) 右上がりアクセントは * キーを押して
そのあとアクセントしたい母音を押します.
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2021/05/09 14:05
ゴタぴょんさん、こんにちは。

あ~、なるほど・・・
そういう方法があるのですね。
会社にお勤めしていた頃は、EメールにしろFAXにしろ、英語で事足りていたので問題はありませんでしたけれど、ドイツ語のウムラウトとかはどうやって出すのかしら?、って思ってました。
一度だけ、簡単なドイツ語のFAXを送ったことがあって、そのときはエスツェットはギリシャ文字の「β」で代用して、ウムラウトはプリントアウトしてから手書きでチョンチョン、って書き足しました(^^;)

勉強になりました。
ありがとうございます。

さて、風薫る5月、今日はいいお天気です。
でも、何だか暑くなってきました・・・(>_<)
ここのところ、気温差が大きいですね。
また、紫外線も実は一番強い時期だったりして、日焼けにも気をつけないと(^^;)
ツートンカラーのマスク焼けはカッコ悪い・・・(笑)

お家の雨戸の戸袋に、鳥さんが巣を作ったみたいです。
ムクドリさんかな?
つがいで住み着いたらしくて、ここで子育てするつもりなのでしょうか・・・?
なので、雨戸、締められなくなりました(^^;)
2階の西向きの、お庭に面したお部屋の雨戸なので、しばらくこのままでいいかなぁ、って思ってます。
ただ、台風の時だけは締めさせてね♪
開けるときは気をつけるから(*^^*)

ツバメさんが巣を作るかな、とはちらっと思っていたのですけれど、ムクドリさんとは予想していなかったです。
鳥さんなので、私の大嫌いな「M(ムカデ)」とか食べちゃってくれるのなら大歓迎!
そうなら、ずっとここにいてくださってもいいわよん♥

ではでは、今週もよろしくお願いいたします。



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