1044番:ハイジ(34)
- カテゴリ:日記
- 2021/05/18 18:09:29
ハイジ
【34】
Als nun dieser Punkt der Höhe erreicht war, nahm
Peter seinen Sack ab und legte ihn sorgfältig in eine
kleine Vertiefung des Bodens hinein, denn der Wind
kam manchmal in starken Stößen dahergefahren, und
den kannte Peter und wollte seine kostbare Habe nicht
den Berg hinunterrollen sehen.
——訳——
高所の定点に達したとき、ペーターは袋をおろして
それをきちんと地面の小さなくぼみにの中に入れた.
なぜなら風がときどき強い突風でこちらに急に襲い
かかるからです.そのことをペーターは知っていた
ので自分の高価な持ち物が山から(風で)転がり落
ちて行くのを見たくなかったからです.
〘語彙〙
erreicht (過去分詞) [4格に] 手が届く、達する、到着する、至る
間に合う
eine Höhe von 10 000 Metern erreichen (飛行機などが)
1万メートルに達する
den Zug erreichen / 列車に間に合う
der Punkt {_es/_e} (形の)点、ピリオド、(場所の)点、地点
論点、時点、 ここでは場所の地点
der Höhe <die Höhe {_/_n} 高さ、高み、高いところ
Als nun dieser Punkt der Höhe erreicht war,
高いこの地点に達したとき
* werden が使われていないので「状態受動」
その地点に達したのはPeter とKeidi.
敢えて、動作主を入れれば「動作受動」になるので
werden が使われる.
Als nun dieser Punkt der Höhe von Peter und Heidi erreicht worden
als 以下で状況説明をしているだけなので、ここは「状態受動」、
そして、主節で
Peter nahm seinen Sack ab. / ペーターは袋をおろした.
* ab/nehmen (他) 取り外す、
sorgfältig (形) 入念な、きちんとした、綿密な
die Vertiefung {_/_en} ① へこみ、くぼみ
② 深化、深くなること、深くすること
des Bodens <der Boden {s/¨} 土地、地面、
hinein ...legte <hinein/legen (4格を) 中に入れる
Stößen (Dat./Pl) <Stoß {es/ ¨e} 突くこと.突き刺すこと.
(風などの)ひと吹き
manchmal (副) ときどき
daher/fahren こちらにさっととびかかる
kam …dahergefahren → kommen + daher/fahren
これは、kommen と共に用いる過去分詞の用法です.
一般に
「自動詞の過去分詞 + kommen」
の形で用いられます.
例文)
Dort kommt mein Freund gelaufen.
そこを私の友人が走って来る.
Eine Kugel ka, geflogen. / 弾が飛んできた.
kannte (過去3単) <kennen (他) 知っている
die Habe {_/ナシ}[文語] 所有物
kostbare <kostbar (形) 高価な、ぜいたくな、貴重な
hinunter/rollen (こちらから向こうの) 下へ転がっていく