1046番:仏作文(37)
- カテゴリ:日記
- 2021/05/20 00:05:16
仏作文【第37回】
文例37
良い外国語の先生となるためには、言語学のしっかり
した知識が必要であろう.
Il faudrait une connaissance solide en linguistique pour
devenir un bon professeur de langues étrangères.
◆ 2つ目の不定詞の用法は、動詞の展開の要素となる
副詞句を作るものです.目的や原因(ときに結果)を表
すpour に導かれることもあります.
② 副詞的用法「~するために」「~して」
「私たちは成功するために働いている」
Nous travaillons pour réussir.
◉ commencer とfinir に限って par + inf を従える用法が
あります.
「彼はまず私にいくつかの質問をした」
Il a commencé par me poser des questions.
◆ この型は、形容詞の展開要素としても用いられます.
この場合はde か à に導かれます.
「彼はパリにいられて嬉しい」
Il est content d'être à Paris.
「この問題はたやすく解決される」
Cni:
e problèm est facile à résoudre.
* résoudre [レズードル] (他) 解く、解決する
問題A
1. 私は他の観客の邪魔にならないよう、
定刻に着くのが好きです.
単語しらべ
定刻: l'heure
定刻に:à l'heure
定刻に着く:arriver à l'heure
邪魔:dérangement
邪魔をする:déranger
~するといけないから:de peur que, de craint
Elle a fermé la fenêtre de peur d'attraper un rhume.
彼女は風邪を引くといけないと思って窓を閉めた.
好きです:préférer (à )
私は定刻に着くのが好きです
Je préfère arriver à l'heure
定刻に着くのが好きです:se réjouir d'arriver à l'heure
私は定刻に着くのが好きです
Je me réjouis d'arriver à l'heure
~にならないよう
de crainte que (ne) + 接続法
観客 spectateur
ゴタ生徒の答案:
Je préfère arriver à l'heure de crainte que je ne dérange les autres spectateurs.
正解は:
J'aime arriver à l'heure pour ne pas déranger les autres spectateurs.
≪感想≫
考えすぎだった.下手な考え休むに似たり.「~好きだ」と
いうのだから [J'aime ...] で始めるのが自然な手でした.
「~するといけないから」も素直にしていれば [pour ne pas]
だったはず.
【反省】
素人が上段の構えをすれば切られる.
問題A
2. 彼女はとうとう泣いてしまった.
単語しらべ:
とうとう: enfin, à la fin, finalement
泣く: pleurer
泣いてしまう: se mettre à pleurer
ゴタ生徒の答案:
Elle s'a mit à pleurer à la fin.
正解は:
Elle a fini par pleurer.
≪感想≫
え? こんな答でいいの?
「彼女は泣くことで終わった.」
どうも、よく納得がいかないが…
辞書を引いてみた.
finir par + 不定詞
最後には~する、 ついに~する
結局~する
彼はとうとう理解した.
Il a fini par comprendre.
【結論】
知らなければ書けない問題でした.
まさか finir par にこんな技があったとは!