Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


1102番:ハイジ(37)

ハイジ

——————————【37】——————————
 Das Tal lag wei unten im vollen Morgenglanz.  Vor sich
sah Heidi  ein großes,  weites Schneefeld sich erheben  hoch
in den dukelbauen Himmel hinauf, und  links davon stand
eine ungeheure Felsenmasse,  und zu jeder  Seite ragte ein
hoher Felsenturm kahl  und zackig  in die  Bläue  hinauf
und schaute von dort oben ganz ernsthaft  auf  Heidi nieder.
 
———————————訳————————————
 
 ずっと下の方には、谷が朝の光を一杯に浴びて横たわっ
ていました.ハイジの眼前に大きくて広い雪原が、深い青
色の空に高くそびえたっているのが見えました.その左に
は巨大な岩の塊りが立っていました.そしてどちら側にも
高い塔のような草木のないぎざぎざした岩肌が青空に向か
ってそそり立って、その高いところから下にいるハイジを
まるで本気で見下ろしていたのです.


——————————【語句】————————————

das Tal   谷
Morgenglanz 辞書記載なし→Glanz             
der Glanz {es/ナシ}  輝き、つや、光沢      
im vollen Morgenglanz 朝の光をいっぱいに浴びて.
erheben (他)  (4格を)持ち上げる
sich erheben    立ち上がる、飛び立つ、そびえ立つ    
hinauf (副) 下から上のほうへ
  (接辞)[分離前綴り] 辞書不記載ですがここは hinauf/erheben
   ~ sich erheben...hinauf / ~がずっと上へとそびえたつ    
links (副) 左に   links von der Tür / ドアの左側に
   links davon stand eine ungeheure Felsenmasse
   その左側に巨大な岩の塊が立っていました.
ungeheure (女性混合1格)<ungeheur ものすごい、途方もない、巨大な
Felsenturm  辞書不記載 =  Felsen + turm = 岩壁 + 塔
der Turm {(e)s/¨e}
ragte (過去)<ragen (自)そびえ立つ    
kahl (形) ❶はげた、毛のない、   ❷草木のない
      kahle Berge はげ山     
zackig (形) ❶ ぎざぎざのある、のこぎりの歯のような
          ❷(行動などが) てきぱきした、きびきびした
 
die Bläue  {-/} 青色、青空    
oben (副) 上に、上の方に、高いところに
ernsthaft (形) ❶まじめな、本気の、真剣な
       ❷重大な、深刻な
    「まるで本気で」と訳しました.辞書訳には「まるで」はついて
  いないのですが、そのまま「本気で」とすると、マンガっぽく
  なってしまうので工夫しました.独検でこんな独文和訳問題が出
  たらどうしようと悩みますが、減点0の許容範囲と思います.
  本気で:許容範囲
  まるで本気で:許容範囲
  真剣な面持ちで:許容範囲
  本腰を入れた体(てい)で:許容範囲
  この「まるで」「面持ちで」「体たらくで」までは許容範囲かと思います.
  「真剣に勝負を挑むかのように」・・ここまでくるとさすがに減点したく
  なります.でもこれが作者が描いたところでしょうけど.
  教室の授業でならOK.試験ではやり過ぎは遠慮しましょう.
  サプリメントの取りすぎが体によくないように...
                      




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