Nicotto Town


「さくら亭」日報


コーデ記録~6月の花嫁 8



天上からの光のように、
ステンドグラスを通した色彩が聖堂に降り注ぐ。
パイプオルガンが奏でるバロック音楽が
荘厳な雰囲気を高める。
白いドレスの私は、ゆっくりとバージンロードを進む。
凍てついたこの心と身体を抱える私を
祭壇で待つあなたが溶かしてくれるはずだから。



ウェディングドレスではないのですけれど、
フリマで見て一目惚れしました。
「クリスタルプリンセスA(ロング)白」です。
よく見ると雪の結晶柄が同色で入っているんです!
雪の結晶柄はもう、大好きで。
ドレスに合わせてフレームも雪の結晶。
普通ならば冬アイテムなのですが、
花嫁の心理描写的に使ってみました。

新作の背景「ステンドグラスある永遠を誓う大聖堂(紫)」にも、
実は一目惚れしました。
美しい。
実際のステンドグラスは、立地に左右されます。
私が子供の頃から通っていた教会にもあったのですが、
お隣がホテルで。
あんまり光が入ってこなかったのです。
敷地に余裕があればもっときれいなのでしょうけれど、
だからステンドグラスの窓がいつも暗くて残念でした。

修学旅行で長崎の教会に行って、ああ良いなと思いましたが、
大学の研修旅行先がパリで、
正直ノートルダム寺院にはあまり感動しませんでしたが
サン=シュルピス寺院には心掴まれてしまいました。
そして、信仰心って、雰囲気で作られることもあるんじゃ、
と内心思いました。
荘厳とはこういうことかと感じさせられて。
この寺院はとにかく美しくて見どころだらけなんですが、
もう自然と跪いてしまうというか。
こんなに流されやすいのならば
バチカン行ったらどうなるんだとか危惧したものですが、
バチカンもイタリアもご縁がありませんで
危惧じゃなく杞憂だったわ…。



まあ、こじつけなんですが。
最近、虐げられた令嬢がやがて幸せになってざまぁするような話を
山のように読んでいるせいかもしれません。

ざまぁは、うん、好きです。
というか水戸黄門のように勧善懲悪のお約束が
やはり好きなのです。
虐げられたり、免罪押し付けられたり、
不遇にも色々ありますが、
正直、過度なざまぁは苦手ということに
最近気づきました。

ざまぁって、復讐ものの一端で、
復讐ものはエンターテイメントの大きな柱のひとつ。
リアルじゃ早々「すかっとする」ようなことってありません。
だからこそフィクションにそれを求めるわけですが、
当事者以外が巻き込まれたりするのは論外だと思うのです。
そして当事者であっても、処刑までは望まない。
むしろ生きて償わせたいんですけど。
…余計に残酷かもしれませんが。




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