積み木
- カテゴリ:小説/詩
- 2021/07/14 16:32:48
積み木を重ねた様に
危ない私たちだった
指一本で崩れそうで
弱い足をしていた
それをわかっていた
いずれ崩れるのなら
今ででもいい
その日を待って怯えているなら
一気に崩してしまえばいい
本当は怖かった
毎日が楽しかった
あなたといると
強くなれるとおもった
だのになぜこんなひがきたのだろう
信じ合えた二人に
1日が
大切だった
予感した日から
あなたが去ってしまう
なぜかそうおもった日から
もうだめなのか
私たちは
手を伸ばしても掴め無い
あなたの心は
冷えていたのか
だれかが積み木を倒した
もうお別れ
あなたは心落ち着いたことだろう
私は
心まで崩れていた
ジ エンド
映画の様な幕引き
あなたはどこに行くのが
私はどこに行くのが
空がまだ冷めないうちに
積み木は硬くもろい。そんなかんじでしょうか
12個は月と同じ数
そして4個は四季の数
それぞれに思い出があり
そして色がある
その積み木は二人で塗り上げたもの
それを二人で積み上げていったもの
今崩れ去った積み木を
一つ一つ拾い集める
しまう場所もない
入れる箱もない
わたしは思わず手を止めた
涙ににじむ7月の積み木に
やさしい
あなたの香りがしたから・・・