「オリンピックは成功であった」と語るつもり?
- カテゴリ:日記
- 2021/08/01 12:50:05
8月になりました。
去年の12月初旬頃、東京の感染者が500人を超えて、
「これは、まずいなあ。
このまま、対面での仕事を続けていて、いいのかなあ」
と思ったものですが、
昨日の7月31日、
ついに東京の感染者数は、4058人に。
しかも、緊急事態宣言が発令されてから、
3週間近く経つのに、感染拡大が鈍化する気配がない。
このままのペースで感染拡大が進むのなら、
今週中にも、首都圏は医療崩壊するのではないかしら。
その内、最初の緊急事態宣言のように、
飲食店のみならず、百貨店やショッピングセンター、
劇場や映画館も閉鎖せざるを得なくなりそうです。
県境を越えた移動も控えてもらう。
個々人の、あるいは個々の場所での感染防止対策が徹底されていても、
人が集まる、出会うこと自体が感染を拡大してしまうのですから。
ですが、そんな時にオリンピックが開催されている。
質が悪いですよ。
オリンピックそれ自体が感染源になることはなくても、
オリンピックを中止させないためにも、
それ以外のイベントに対しても中止要請できないということになりませんか。
ですが、その結果としてオリンピックが閉会した時、
首都圏の感染者数は、どうになっていることでしょう。
そして、その閉会式において政府や大会関係者たちは
「オリンピックは、成功であった」と語るつもりなのでしょうか。
2018年7月、西日本豪雨が発生しつつある中、
「赤坂自民亭」で盛り上がっていた政権幹部の人たちを思い起こします。
あの出来事を受けて、確か自民党幹部の一人は、
「大雨や災害が予測される時は、できるだけ、そのようなことは慎んだ方がいい」
と発言していたはずです。
確かにオリンピック自体は、無事に終わるかもしれません。
ですが、オリンピックを実施した結果として感染防止策がおざなりになり、
その結果、医療現場が惨憺たる状況を呈することになるならば、
何を優先すべきなのか、人の命なのか、大会の「成功」なのか、その選択を誤った点で、
大会実施という判断の「失敗」が明らかになるように思います。
ブログの後半部分を、ちょっと書き換えました。