夏休み
- カテゴリ:小説/詩
- 2021/08/13 09:42:12
道に小学生の声がする
夏休みのう終わり
まだまだ暑い一日
セミも鳴き声を絶やさない
まだ夏は終わっていない
昨夜もあなたの夢を見た
一体どのくらい見るのか
忘れられない
夢に出てくるあなたは
一言も言わない
幻のようなあなた
話せないなら出て来ない
つい手を伸ばしても
何も捕まえない
そして消えていく
なつの終わりの海には
もう人もまばら
あんなに賑わっていたのに
人々はどこに行ったのか
浮き輪も片づけられただろう
風が居心地いい
こうして秋になっていく
でももう少し待って
あなたを忘れられない
そんな時が来るのだろうか
愛はまだ続く
きあなたがいなくても
私の心の中で
ずっと生きている
それをどうしよう
秋になったら
海には行かない
あなたを思い出すから
一つ一つ片付けていって
あなたを忘れる
新しい気持ちになるのは難しいけど
あなたを抱えていても仕方がない
秋が来たらその風を
心に吸い込んで
あなたを忘れる自分になりたい
ブランコがテーマの詩ですね。とても素敵ですね。
誰かが側で見守っている。姿は見えないけど。
彼女をd(彼を)見守っているような。
そこに子供たちの声は聞こえない
雨に濡れた遊具が
寂しそうに光っている
静寂な空間に
雨音だけが響いている
ブランコが微かに風で揺れている
私の心の様に
もし私が座っていたら
あなたは背中を押してくれるのだろうか
傘に当たる雨音が強くなってきた
足元にしぶきが跳ね返る
私はブランコに近寄り鎖をそっと揺らした
手に伝わる感触は冷たかった