振り返る
- カテゴリ:小説/詩
- 2021/08/19 09:33:51
あの日あなたが戻って来た時
私は何を思っただろう
あなたがやり直したいと言った時
何が心に浮んだだろう
もう消えてしまったあなた
何を言うの
私がどんなに泣いたか知っているの
もう霞がかかったあなたのことなど
思いいれたくない
それが分かったいるの
好きだった
愛していた
でもあなたは去って行った
あなたの我儘だと知っているの
もう騙されなくない
もうそんな言葉は言わないで
心があなたを求めてしまう
心があなたを恋しがる
せっく切りをつけたのに
私までが振り向いてしまう
あなたはそんなふうにして
いままで生きてきたの
人を泣かせて
自分を泣かせて
かわいそうな人生ね
でも私は後ろをむかない
せっかく忘れようとしたのだから
今だって飛び込んでいきたい
でもできない
これ以上あなたを駄目にしたくない
さよならを言うわ
詰めたいけれど
あなたをダメにしたくない
だから私は前を向くわ
だからあなたも振り向かないで
前を向いて歩いていく。簡単な事ではないですよよね。
それをしようとしている。あなたの為に。私の為に。
セカンドさんの詩は、その事を強く表してますね。
もう二度と灯ることは無い
最後の揺らぎを決して忘れない
それは決別という心の揺らぎ
想い出が一つ
涙の湖の中へ木の葉のように沈んでいく
今私は再び歩き始める
あてもなくこの時空の中を
明日に向かって
あなたの面影を背中に感じながら
一歩
また一歩と