子供の時のお年玉の話
- カテゴリ:日記
- 2021/08/19 18:35:06
私今でも子供のときにもらったお年玉のことをしょっちゅう思い出す。ポチ袋の絵柄とか、中に入ってた諭吉様とか野口英世が何回折り畳まれていたかとかものすごい昨日のことみたいにくっきり覚えている。もうなんか実際の使い道とか買ったものまで別に記録したわけでもないのに大体覚えていて、当然もうもらえなくなったお金のことを頻繁に思い出す。
母方の祖父母はこれくらいお年玉をくれて、父方の祖父母はこれくらいお年玉くれて、叔母がこれくらいくれて、親がこれくらいくれて……、ともう大体脳内メモリーに入ってる。子供っていやらしいから他の親戚とあからさまに金額を比較してみたりして、この人は態度が冷たいけど諭吉様が2枚も入ってた!とか、この人は優しそうやけど野口英世が一人ぼっちでポチ袋の中で寂しそうにしてた!とか、もう涙あり笑いありの一代イベントだった。野口英世が可哀想だからいっぱい入れてあげて!って思った。
子供心にお金ってなんていやらしいんやろうとめっちゃ思ったな。お年玉はリビングデッドドールなどいろんなことに使われました。お年玉だけじゃなくて盆に親戚に会うと小遣いもらえたりして子供のときは大型連休が楽しみだった。
いとこと一緒にいくら入ってた!?とはしゃぎ回って、一緒にショッピングモールに繰り出して乙一の本買った覚えがある。乙一っていう小説家がデビューしたてで当時ファンだった。
最近はあまり正月が特別な感じじゃない。もう親戚にも会わなくなったし。
なんかそのうち私もお年玉ねだられる立場になったりして?と思ってたのに自分も妹もめっちゃコテコテの独身だった。