真夜中の救急車
- カテゴリ:日記
- 2021/08/25 14:14:37
昨夜、夜中に目が覚めた。
なんか、モーターが回り続けているような低振動音が聞こえる。
この音で目が覚めたんだ。
エアコンを点けっぱなしにして寝たのかな…。
いや、そうじゃない。
冷蔵庫が開けっぱなしになっているとか…。
台所にいってみたけど、それも違う。
…と、
窓の外で赤ランプが廻っているのに気がついた。
救急車?
玄関から外を見ると、近くに救急車が停まっていた。
でも、交通事故というわけではなさそう。
低振動音は、この救急車のエンジン音というか、
車のエアコンが廻っている音だった。
ならば、仕方ないか…
そう思って、ベッドに戻ったのだけど、
いつまで経っても、救急車が出発しない。
だから、いつまでも低振動音が続いて眠れない。
そうか…。
コロナ患者であっても、それ以外の急患でも、
受け入れ先が見つからないんだ。
医療従事者以外の一般住民にとって、
医療崩壊はこういう形で現れる。
救急車がいつまでも出発しない。
一時間近く経って、
ようやくピーポーピーポーとサイレンを鳴らして、
救急車が出発した。
ああ、よかった。
運ばれる先が決まったんだ。
私もこれで眠れる。安心して眠れる…Zzzz。
新聞で知りましたが、
数日前、東京都の救急車が全部出動してしまって、
119番に電話しても、駆けつけられる救急車が無くなってしまったらしいです。
受け入れ先が見つからないから、救急車も搬送することができず、
その結果、救急車が全部出動状態になってしまったみたいです。
これはもう、静かな大災害なのですよ。
「この悪夢に終わりはないのか。」